打てるバッターの特徴とは?6つの共通するポイントを紹介!
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「打てるバッター」と聞いた時、皆さんはどのようなバッターを想像するでしょうか。
ホームランを量産するバッター、毎年のように3割以上の打率を残すバッターなど、人によって様々だと思います。
打てるバッターには明確な定義や絶対的な正解はなく、試合中のシチュエーションや一選手として期待される役割によっても変わってきます。
毎年結果を残して活躍しているバッターはそれぞれタイプが違うものの、常日頃から幾つかのポイントを意識して練習や試合に臨み、「打てるバッター」として野球界に存在し続けるための努力を毎年欠かさず行っているのです。
この記事では、打てるバッターになるためのポイントを6つに分けて解説していきます。
まずは振らないと始まらない!フルスイングが大切

打てるバッターになるための大前提として、まずフルスイングが出来ていないと何も始まりません。
フルスイングとはただ闇雲に全力でバットを振り回すのではなく、「自分にとって100%のスイング」のことを指し、これが常に出来ていないと打てるようになるのは夢のまた夢です。
「日本で一番ヒットを沢山打っていた人」というイメージのあるイチロー選手も、日米通算で合計235本のホームランを記録しています。
イチロー選手のこの成績からわかることは、「常に自分にとって100%のスイングが出来ている前提で打席に向かうことが出来ている」ことなのです。
試合で自分にとって100%のスイングを常に出せるようにするには、日々の練習で常に「最低100%以上のスイング」ができるようにしておく必要があります。
大前提である「自分にとって100%のフルスイング」が常にできるようになってこそ、ここから紹介していく6つのポイントを初めて応用できるようになるのです。一度目を通してみましょう。
打てるバッターになるためのポイント6つ

自分にとってのフルスイングが出来るようになったら、次は頭で考える「思考」のステップを考えることが大切です。
ここから紹介していく6つのポイントは全て「野球脳」を鍛えることに直結します。以下の思考のポイントについてを考えてみましょう。
打てるバッターになるためのポイント①「自分はチャンスに強い」と思う
打てるバッターになるための1つ目のポイントは「自分はチャンスに強いバッターなんだ」と自信を持って打席に向かうことです。
たとえどんなに技術を磨いても、自分はチャンスの場面で必ず打てるという強い気持ちがなければ本当の意味での打てるバッターにはなれません。
「チャンスで絶対に打てる」という確信レベルの自信があってこそ、日々積み重ねてきた練習や思考の成果が出しやすくなります。
打てるバッターになるためのポイント②「どこで目標打率に持ってくるか」を確率的に考える
「どうやって目標としている打率を達成するか」を中長期的に考えることも、打てるバッターを目指す上で必要なステップの一つです。
もしあなたが打率3割を目指す場合、10打席のうち3本以上の安打を積み上げる必要がありますよね。
目標打率を達成させるためには、以下のような視点で計画的にバッティングを考える必要があります。相手ピッチャーが誰なのかが前もってわかる場合は尚更ですね。
・自分の得意・苦手なタイプ投手が登板してくるスケジュール
・対戦成績の良い・悪い投手が登板してくる頻度
・チャンスで回ってくる頻度
このように長期的にバッティングで結果を出す計画を考えておくことで、得意・苦手とするタイプの投手に対する攻め方も変わってくるのではないでしょうか。
打てるバッターになるためのポイント③状況に応じたバッティングをする
状況に応じたバッティングを心がけることは、打てるバッターに求められる条件の一つです。
ここでの状況はシンプルで構いません。進塁打を求められる場面、どうしても1点が欲しい場面、あわよくば大量得点が欲しい場面...求められる役割はこのようなシチュエーションなどがありますね。
更に毎試合の展開や点差だけでなく、チーム間のゲーム差や順位といった視点からも、状況に応じて求められるバッティングのスタイルは変わってくるのです。
自分に求められている役割、そして自分のチームが求めている結果から状況を冷静に判断し、それに応じたバッティングを心がけていくことが大切です。
打てるバッターになるためのポイント④打席では「心は熱く、頭はクレバーに」を心がける
打てるバッターは皆「心は熱く、頭はクレバーに」を意識して打席に立っています。
「自分は打てるバッターになる」という熱い気持ちを出すためには、「そのために今この打席では何をするべきか」を瞬時に考えることが欠かせません。
「今は〇〇が求められる打席だから、絶対に〇〇を達成する」という思考回路、そして強い気持ちを併せ持つことで、賢い頭と熱いハートの持ち主として頼り甲斐のあるバッターになることができます。
打てるバッターになるためのポイント⑤最低100点の結果を求める
「1打席1打席で自分は何ができるのか」を考えることも、打てるバッターへと成長するために欠かせないステップの一つです。
ここで意識しておきたいのは「最低100点の結果は何なのか」。社会人の皆様は職場で一度は聞いたことのある言葉なのではないでしょうか。この言葉は野球においての1打席1打席にも言えることなのです。
例えば1アウト3塁で1点が欲しい場合、ランナーの足の速さによって「100点の結果」は外野フライなのか、ライト方面へのゴロなのか、はたまたワンヒットなのかも変わってきますよね。
1打席ごとに変わるシチュエーションにおいて、自分に求められている最低限の結果を意識することで1バッターとしての責任感も芽生え、状況に応じたバッティングを考えられるようになります。
打てるバッターになるためのポイント⑥客観的に自分を見る
打てるバッターになるためには、打席に入っている自分を客観視して分析することも大切です。
打席に入っている自分の表情やフォームは、自分が思っている以上に想像とはかけ離れているものであることは少なくありません。
自分のバッティングを客観視してもらう1番の方法は、実際にリアルタイムで自分のバッティングを他の人に見てもらうことです。
第三者から見た自分の打撃の特徴を理解することで、更に打てるバッターになるために必要な改善点や克服するべき課題が見えやすくなります。
特に自分のバッティングを見てくれる人が実際に結果を残している人の場合、その人自身が乗り越えてきた経験などを踏まえたアドバイスを送ってくれることも期待できますね。
まとめ

「打てるバッターが出来ている前提と6つの思考のポイント」について解説しました。
完成したフルスイングを活かすために野球脳を鍛えることで、今よりも打てるバッターに成長できる確率はグッと上がります。
「打てるバッターって結局いまだに何なのかわからない」そう考える皆さんは、まずは自分にとってのフルスイングを完成させましょう。