「どう違う?」「どっちが美味しい?」セブンとファミマの二郎系ラーメン食べ比べてみた!
毎日話題のコンビニ新商品をレビューしています。
今回はコンビニで大人気の、セブンイレブンとファミリーマートの二郎系ラーメンを食べ比べてみました。
二郎系ラーメンでなんだっけ?!
二郎系ラーメンは「ラーメン二郎三田本店」を頂点とするラーメン界の一大勢力です。
ラーメン二郎三田本店は、1968年創業のラーメン店であり1970年代に慶応義塾大学キャンパス近くに店舗を構えました。
ここで慶大生の圧倒的な支持を集めてその名を轟かせたのであります
豚骨ベースの醤油味のラーメンなのですが、「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4つのトッピングが無料となっています。
アブラは背脂であり、カラメはタレを追加でかけて味を濃くすることを意味しています。
麺は自家製麺でものすごく太くゴワゴワしている平打ち麺。
マジで慄くほど硬くゴワゴワしている麺なのです。
そしてともかく超絶に量が多い!
小が普通のラーメンの大盛り以上、大を頼もうものなら目を見張るような超特大サイズが登場しびっくり仰天するのであります。
ブタと呼ばれるチャーシューも分厚くド迫力!
私もかつて初めて食した時には度肝を抜かれました。
このラーメンにハマった熱狂的ファンは「ジロリアン」と呼ばれ二郎ラーメンをソウルフードとして愛して止まないのです。
そしてのれん分け店や修行をした人が開いた店舗に加え、インスパイア系と言われる、直接は何も関係ないが二郎のコンセプトを踏襲する店もどんどん増え、今や二郎系はラーメン界の一大勢力となっているのでした!
そしてコンビニ各社でもこの「二郎系ラーメン」が販売され大人気となっています。
セブンイレブンの「とみ田監修デカ豚ラーメンワシワシMAX」です!
セブンの「とみ田監修デカ豚ラーメンワシワシMAX」680円(税込み)です。
※2022年3月29日時点での販売地域:東北、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、甲信越、北陸、東海、近畿、鳥取県、島根県、岡山県、広島県
カロリーは891kcal、たんぱく質44.7g、脂質47.5g、炭水化物76.6g(糖質65.8g、食物繊維10.8g)、食塩相当量9.2g。
麺量は200g。
人気ラーメン店「中華蕎麦とみ田」監修の、食べごたえある豚骨醤油ラーメンです。(セブンイレブン公式サイトより)
本シリーズは、背脂とニンニクのうまみが溶け込んだ豚骨醤油のスープと、極太のちぢれ麺とたっぷりの野菜を楽しめるラーメンであり、セブンイレブンのカップ麺カテゴリーにおいて売り上げ1位となっている大人気商品です。
コンビニ中華麺で最も人気のある商品と言っても良いと思います。
リニューアルの度に創意工夫があり、毎回サプライズとともに楽しませてくれる逸品。
今回の構成は、豚ラーメンでワシワシMAX麺、野菜、デカ豚・背脂ニンニク。
これはしっかり二郎系!
背脂ニンニクはこちら。
刻みにんにく&ゴロゴロ背脂が楽しいですね!
そしてどデカいチャーシュー=「デカ豚」も健在。
そしてさらに今回は麺とスープを一新!
さすがはあの名店「中華蕎麦とみ田」さんの監修!
「中華蕎麦とみ田」は日本で最も人気のある店の一つに数えられます。
ラーメン界の最高権威と言われる講談社TRY大賞を4連覇し、つけ麺部門では9連覇を果たし遂に殿堂入りした凄まじい人気店なのです。
ファミリーマートの「千里眼監修濃厚マシマシラーメン(ニンニク醤油)」です!
ファミリーマートの「千里眼監修濃厚マシマシラーメン(ニンニク醤油)」680円(税込み)です。
カロリーは1,059Kcal、たんぱく質44.3g、脂質49.8g、糖質105.2g、食物繊維4.8g、食塩相当量10.5g。
糖質100gオーバーの、コンビニ麺で最もヘビー級の麺類のひとつであります!
現在(2023年4月)販売中の商品は「辛揚げ玉」が入っているバージョン。
溶けてじわじわ辛さが増すのが楽しいですね。
実はファミマの二郎系のスタートは、オリジナル商品の「大盛にんにく醤油ラーメン」550円であり、2020年9月まで販売されていました。
この商品があるにもかかわらず千里眼監修の本商品が2020年10月に投入され、その後もハイペースでリニューアルを重ねているのです。
本商品でファミマがコラボしている、東京は目黒区駒場に所在する「千里眼」は数ある二郎インスパイア系ラーメン店の中でも群を抜く人気店です。
このセブンとファミマの2商品は非常にレベルが高く、それぞれがコンビニチルド麺では最高峰と評価されており、激烈な争いとなっています。
食べてみました!
まずはセブンイレブンの「とみ田監修デカ豚ラーメンワシワシMAX」をいただいてみます。
麺をすする。
二郎インスパイア系をズドーン!と感じさせるさせる低加水の極太麺!
ワシワシ食感は変わらないが、ゴワゴワだった麺がやや艶やかになったような気がします。
野菜は今回も山盛り!
ザクザクしたもやしのライブ感がステキです。
ニンニクの風味も濃厚でめっちゃガッツリした味わい。
そして何と言っても魅力的なのは「デカ豚」。
豪快にいただいてみます。
柔らかい中にも、噛み応えと肉の旨みが感じられるマジ逸品。
これは泣くほど美味いですね
醤油のキレが感じられる豚骨醤油スープは正に二郎系の味わい!
基本の味は変わらないものの、今回のリニューアルでは旨味が増し、尖りのない丸い味になった印象です。
背脂たっぷりでとろっとした感じなのもイイですね。
固形の背脂もたくさん投入されており、なんだかうれしいですね。
う~む、これはすごいと唸りつつ・・・背脂の浮いたスープを飲んで・・・。
完食でございます!
文句なしですね!
麺もスープも二郎インスパイア系のお店の味と変わらないと申し上げても過言ではないすごいクオリティ!
にんにくカエシ(醤油だれ)が効いて、キレがありつつマイルドな豚骨醤油のスープに、極太ガッツリ角太麺が見事にマッチ!
もやしを中心とした野菜のシャッキリ感も出ており、文句のつけようのないレベルです。
ドデカいチャーシューも、分厚く柔らかく肉の旨みが楽しめる逸品。
続いてファミリーマートの「千里眼監修濃厚マシマシラーメン(ニンニク醤油)」をいただいてみます。
辛揚げ玉&チャーシューを避難させつつ、天地返し的にまぜまぜします。
辛揚げ玉は味変用に取っておき、チャーシューを乗せて準備完了!
麺を啜る。
お~!
これはゴワゴワだぁ~。
強いコシがあり、跳ね返すような噛み応えも、正に二郎系を思わせる低加水の極太麺!
セブンと比較すると、ファミマの本商品の麺の方が太いですね。
野菜もガッツリ!
ザクザクした食感が楽しいです。
濃厚なとんこつしょうゆ味にニンニクを強く効かせて、スープ表面に背脂を浮かせた二郎インスパイアのスープです。
セブンに比し、醤油感が強いですね。
ここで味変的に辛揚げ玉投入。
徐々に辛揚げ玉がスープに溶け込んできます。
辛さがじわじわ増して来るのがイイですね~。
チャーシューは焼き感が強く、二郎系とは異なりますが、焼き感がしっかりで、こんがりしてめっちゃ美味しいです。
麺と一緒にバクっと食べれば正に至福!
残ったスープを飲み干して・・・。
完食です!
スゴイボリュームなのに、どんどん食べれるのがスゴいです。
スープも麺も具材も文句なし!
特に辛揚げ玉と大量のニンニク、チャーシューの美味しさが印象的でした。
まったく甲乙つけ難いハイレベルな戦い。
価格も680円と同一であり、味の評価もほぼ互角。
そんな中、まず違いとして挙げられるのが成分量。
セブンは891kcal、糖質65.8g、ファミマは1,059Kcal、糖質105.2gなのでガッツリ派は迷わずファミマです。
麺の太さはファミマが太く、艶やかさはセブンが優ります。
野菜のザクザクした食感はセブンが優位。
チャーシューは両方美味しいが、セブンが頭一つ優位。
スープはファミマがやや醤油感が強く、セブンは丸みのある味わい。
一方、辛揚げ玉のピリ辛さなどファミマの創意工夫も光ります。
好みや気分に合わせてチョイスいただきたいと思います。
気になった方は是非お店でチェックしてみてくださいね。
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