【ファミマの「家系ラーメン」と「吉村家」の味はどう違う?】実食比較で検証!
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ファミリーマートの「豚骨醤油家系ラーメン」です!
ファミリーマートの「豚骨醤油家系ラーメン」598円(税込み)です。
カロリーは686kcal、たんぱく質25.0g、脂質36.3g、糖質63.2g、食物繊維3.9g、食塩相当量6.1g。
コシのある中太麺と豚骨醤油スープが人気の家系ラーメンです。チャーシュー、ほうれん草、メンマをトッピングし、焼き海苔を別添しました。(ファミリーマート公式サイトより)
豚骨ベースのスープに、チャーシュー、ほうれん草、メンマ、焼のり!
これは家系ラーメン定番の構成ですね!
さて、「家系ラーメン」はかつて横浜の新杉田駅近くにあった「吉村家」が発祥です。
※現在は横浜駅西口より徒歩10分に移転
長距離トラックの運転手をしていた吉村実氏が、豚骨ラーメンと醤油ラーメンの合体を思い立ち、開業したのが1974年だそうです。
これは当時では実に画期的なことだったのです。
吉村家の「家」の流れから、店名に「家」を付ける店が多いため「家系ラーメン」と称されるており、今やラーメンの一つの分野として語られるほどになっています。
吉村氏が新杉田に開業して早50年近くの月日が流れ、今ではコンビニで当たり前に家系ラーメンが売られる時代になりました。
さて、ファミリーマートの家系ラーメンは一体どんなお味なのか?
食べてみました!
レンジでチンして麺と具材をセパレートしているシートを抜きました。
海苔を立てて完成です!
分厚く大きく焼き感のある豚バラチャーシュー!
ほうれん草、メンマもしっかりインしています。
麺を啜る。
お~!
これは美味しい!
プルンとした食感の中太麺でキリリとしたコシがあります。
噛み応えがしっかりありますね。
スープはどろりと粘度が高く、麺にとてもよく絡みますね。
クタっとしたほうれん草も味わい深いです。
メンマは食感が良く、味が染みています。
麺に海苔を巻いて食べると、ごはんが欲しくなりますね。
チャーシューは麺と一緒にいただきます。
柔らかく焼き感もあり、これはめっちゃ美味しい~!
スープはドロドロで濃厚。
豚骨をじっくり炊きだした感じがよく出ています。
鶏油(チーユ=鶏から抽出された油)の旨みも効いて、お店クオリティの味わいです。
「家系総本山ラーメン吉村家」と比較
こちらが吉村家のラーメン味玉入り810円。
店員さんが麺の硬さ、味の濃さ、油の量を確認してくれます。
麺をすする。
やや平打ちのつるみのあるプルンとした食感の麺はコシが強く、噛み応えがめっちゃ素晴らしい。
酒井製麺製のもっちり特注中太麺。
たっぷりのほうれん草も定番の味わい。
大きな海苔を巻いて麺を食すのもお楽しみですね。
薄めのもも肉チャーシュー。
ジューシーで肉の旨みもしっかり。
ちょっとスモーキーな香りがしますね。
追加で発注した味玉は、味が染みた固ゆで。
これも味わい深いですね~。
たっぷりの鶏油が浮いた豚骨醤油スープは、最後まで熱々。
深いコクがありつつ、飲み口はあっさり。
全体バランスも抜群で、これはめっちゃ美味しいですね~!
さて、本家である「家系総本山吉村家」のラーメンとファミマの家系ラーメンを比較すると、大きな違いがあるのがわかります。
最も大きいのがスープとチャーシュー。
吉村家のスープが薄茶色であるのに対し、ファミリーマートのスープは白濁してます。
実はこれはインスパイア系(直系ではないお店)に多いスープです。
かつて吉村氏に学んだ店主が開業し大人気となった六角家(現在は閉店)などで開発されたスープに近い味だと感じます。
こちらが六角家のラーメン。
チャーシューも同様の理由で、豚バラともも肉の違いが出ているものと思われます。
また、コンビニではローソンが「吉村家」監修の商品を定期的にリリースしています。
※2023年5月時点では発売していません。
こちらがローソンの「家系総本山吉村家監修豚骨醤油ラーメン」。
こちらのスープは「吉村家」の味わいに近いものとなっています。
ファミリーマートの「家系ラーメン」の完成度は実に高く、スープもチャーシューもインスパイア系のお店とほぼ変わらないレベルと感じます。
もちろん麺のクオリティはやや劣るものの、リニューアルを重ね年々向上してきており十分美味しいと感じるレベルです。
手軽に家系ラーメンを食したい時には最適であると思います。
また原点である「吉村家」さんにも機会があれば是非一度ご訪問くださいね。
めっちゃ美味しいですよ!
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