中ノ島に建つオフィスビル「ダイビル本館」。1925年竣工の「旧ダイビル本館」は2009年に解体されてしまったのですが、その際に取り外された煉瓦や外壁を生かし、現在のダイビル本館に移植し復元。外観・内観ともに、初めてここを訪れる方であっても、当時の面影を触れられるようなエッセンスを随所で感じ取ることができます。低層部では、飲食店が営業されており、その中に今回ご紹介する＜BOOCHIC(ぶーちっく)＞という喫茶店も含まれています。

エントランスから喫茶室までは少し距離があるので、そのまま店内へ進むと、スタッフさんが案内をしてくれます。ランチの利用は11:30〜13:30、喫茶は14:00〜18:00(L.O 17:00)とセパレートしているのでご留意を。

今回訪れたのは、15時を過ぎた喫茶タイム。どこか懐かしく、それでいて新しい。そんな喫茶メニューたちは、どれも愛らしく、なかなかのボリュームでありながら、あっさりぺろっとできちゃうものばかり。特に一番人気なのはこちら。

パイ生地、いちご、生クリーム、カスタード、パイ生地…と積み木のごとく重ねられたミルフィーユ。写真で伝わるかどうか自信がないのだけど、こちらかなりの高身長なのです。パリッと弾け、ザクっと奏でるパイ生地の食感がたまらなくタイプ。それぞれの食材がバランスよく使用されているので、最後まで飽きることなく、美味しくいただけます。

いちごスイーツはミルフィーユ以外にタルトやプリンアラモードも。花弁に見立てたいちごの可愛さもさることながら、オレンジみを帯びたプリンの存在感は一際目を引きます。使用する卵は国産ブランド"ルビー の瞳”。スルスルと口の中に溶け込む滑らかさと、余韻が楽しいコクが特徴。

モンブラン×プリンアラモードもあり。フランス産のマロンペーストを使って絞るマロンクリームと濃厚プリンとの絡みは◎あんま〜いスイーツが食べたい方に激推しします。

私きょん。もまだいただいたことがないのですが、ランチはチキンカレーやサラダ、玉子サンドなどがラインナップ。お昼時間がどういった表情を見せ、どういった時間の経過を楽しめるのか、想像するだけでワクワクしちゃいます。