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【3月5日はサンゴの日】サンゴって植物?動物?サンゴ礁の種類とその特徴を図解でご紹介

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3月5日はサンゴの日。世界自然保護基金(WWF)によって制定されました。「サン(3)ゴ(5)」と読み、珊瑚の宝石コーラルは3月の誕生石だからだそうです。

そんなサンゴの日にちなんで、サンゴの種類について図を用いてご紹介いたします。同じように見えるサンゴ礁、実は3つの種類があるんです。

≪こんな人に読んで欲しい≫
・サンゴの日にちなんで、サンゴに詳しくなりたい人
・サンゴの種類について知りたい人
・高校地理内容を学んでいる人

サンゴって植物?動物?

そもそもサンゴって何者なのでしょうか?

結論、サンゴは動物。イソギンチャクなどの仲間として分類されています。(WWFジャパン 日本のサンゴ礁生態系とその保全より)海の底で、じっと動かないイメージがあるので驚きですよね。

動物である証拠に、サンゴには口や胃、骨格が存在しているのです。世界にはサンゴ礁によって形成された湖、礁湖(しょうこ)がありますが、動物によって作られたと考えると少し不思議な気持ちになります。

サンゴの種類について学習しよう

そもそもサンゴ礁に種類があることをご存じでしたか?以下にご紹介する3種類の分類がわかれば、地理の暗記に役立つだけでなく旅行でサンゴ礁を見た際に、より楽しめますよ。

①裾礁(きょしょう)について詳しく解説

まずは裾礁(きょしょう)からご紹介。日本のサンゴ礁のほとんどがこれにあたります。

図のように、最初は陸地の周辺を取り囲むようにサンゴ礁が発達して形成。裾礁の「裾」は「すそ」と読むことができるので、陸地のすその部分に分布しているものが裾礁!と覚えられそうですね。

②堡礁(ほしょう)について詳しく解説

陸地が下に沈み、サンゴ礁がさらに発達すると図のような地形になります。中学校で学習する、オーストラリアのグレートバリアリーフは堡礁(ほしょう)のひとつです。グレートは偉大なという意味を表し、バリアリーフが堡礁を表現。

確かに陸地を守るよう(バリア)に連なっているようにも見えますね。月桂樹の冠にも似ているかもしれません。

また、サンゴの発達によってできた湖のことを礁湖(しょうこ)もしくはラグーンと呼びます。
※図では、礁湖にあてはまるところを赤丸で示しています。

③環礁(かんしょう)について詳しく解説

最後は環礁(かんしょう)。熱帯付近によく分布しています。堡礁からさらに陸地が沈み、さらにサンゴ礁が発達した状態です。上空から見ると、サンゴ礁に囲まれた湖だけが見えます。

環礁の「環」は「輪っか」の意味もあるので、サンゴの輪っかと覚えることができそうですね。

サンゴの日を楽しくすごそう!

サンゴ礁の種類について理解できましたか?

3月5日は今回ご紹介した知識を身近な人に話してみたり、コーラルのアクセサリーやコーラルカラーのアイテムを身に着けてみてもいいかもしれません。

毎日同じような日々の繰り返しかもしれませんが、季節や記念日に合わせて楽しめるといいですね。あなたにとって素敵な3月5日になりますように。

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