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【京都市南区】スープじゃなくてシチュー? ペースト!? ドドド濃厚鶏ラーメン「とことんとりコトコト」

looseライター(京都市)

爆発的ブームを経て、すっかり市民権を得た濃厚鶏スープのラーメン。ガッツリいきたいときには必ず候補に入ってくる一杯なのですが、南区で見つけた「とことんとりコトコト」さんはその濃厚さが半端ナシ! もう濃厚という枠は軽〜く超えちゃってる感じのド濃厚……弱いな、ドド濃厚……まだ弱い、ドドド……と、「ド」がいくつあっても足りないくらいの濃厚スープが味わえるのですよ。

お店があるのは九条大宮から少し下がった辺りで、大宮通り沿いになります。最寄り駅は近鉄の東寺駅。グーグル・マップによりますと、500m約7分とのこと。たくさんの鶏さんたちがぶら下がっているのが目印!

お店横に張り出されていたのがこちら。自ら「どろどろラーメン」を名乗るこの潔さ、といいますか、自信の表れといいますか。そんでもって、そのどろどろスープにムチムチ平打ち麺が絡むんですって。もう食べたいやんかいさ!

ちなみに行列の仕方も貼り出されておりますので、混雑時にはルールを守って並びましょうね。おっと、食券は先に購入するのですよ。

そしてうれしいことに、駐車場完備! なんと2台も!! 実際お伺いしたとき、1台停まってたんですが、もう1台スペースがあるから焦ることもナシ。とはいえ、混雑時はすぐに満車になることが予想されますので、その際は周辺にあるコインパーキングへどうぞ。

貼り出されている紙にあったように、お店から10mほど北側のスペースにこちらの2台分が。見えにくいですが、車輪止めに店名が入ってますので、迷うこともあるまいて。

店内は奥に長いカウンター席が続く造り。窓が大きいので明るい雰囲気でございます。

こちらは食券制になってまして、入り口すぐ左手に機械が鎮座しております。どうやらラーメンは「鶏」「赤」「魚」「ハーフ」の4種。それぞれに肉玉丼のセットも用意されていますね。欄外の「チーズ油そば」「カルボ!!メタボ!!」も気になるところ。トッピングや大盛りなどもご覧のとおりです。けっこう迷ったのですが、ここは基本ということで「鶏」、そして肉玉丼のセットをいただくことにしました。

案内されたカウンターの後ろには、味変アイテムが並べられています。このとき確認できたのは、左から特製醤油、コショウ、ガーリックパウダー、カレーパウダー、ナツメグ。ナツメグは肉の旨味を引き出すので、濃厚な鶏スープによく合うんですって。そして今気が付きましたが、ニンニクも用意されているとのこと。

しばらく待っているとドドーンと登場しました! 「とことん鶏セット」1,000円です。個人的懐事情によりますと、1回のランチの値段として1,000円はけして安くはない、しかしそれが「安い!」と思える、ものすごいボリュームとなっております。見るからに濃厚そうなスープに目を釘付けにされつつ、まずは肉玉丼から。

サイコロ状にカットされたチャーシューがゴロゴロ、ネギもたっぷり、そしてフライドオニオン?ガーリック?でしょうか、これがまた食感、味ともにインパクトを与えてくれてます。卵黄を割って食べると、お口のなかがいろんな旨味&食感で満員御礼でございますよ。この丼ぶりだけでもかなり満足できちゃうんですが、いよいよ真打ちの登場です。

麺は店頭のポスターにあったとおりの平打ち麺(麺屋棣鄂の特注麺ですって)、白髪葱と青ネギ、そしてメンマがトッピングされています。チャーシューはレアっぽいものが2枚。スタッフさんからは「底の方からよく混ぜてお召し上がりください」とアナウンスが。そして薄いようなら味変アイテムの醤油を使うようにとも。

アップでどうぞ。なんちゅうかもうスープというか、シチューというか、ペーストというか、半固形な感じ、伝わるでしょうか?

写真、ブレブレで申し訳ありません。よく聞く「箸が立つほど濃厚」という言葉を実践しようかと思ったのですが、さすがにお箸を立てるのはお行儀が悪いかと、楊枝を立ててみました。箸立てるのと同じことでは?という疑問も隠せないところではありますが。立たせる前は、少しだけ「もしかして倒れるかも」と思ったりもしたのですが、なんの抵抗もなく「スッ」と立ちました。やっぱスゲー濃厚。

スタッフの方に言われたとおり、底からグワッと混ぜて、いただきます。やっぱり平打ち麺にはスープがよく絡むな〜と思ったのですが、このスープならどんな麺でも間違いなく絡むということにすぐ気が付きました。ホントにラーメンというよりは和え麺とかまぜそばとか食べてるくらいの感じ。鶏の旨味が濃厚に濃縮された濃度抜群の一杯が、ガッツリとお腹を満たしていきます。食べ終わったら、丼ぶりにほとんどスープが残っていないのはお約束。肉玉丼と合わせて、大満足&大満腹で、く、苦しい……しかし、おいしかった……。

箸ならぬ「楊枝が立つ」を実践させていただいた、超超ドドド濃厚スープの「とことんとりコトコト」さん。噂に違わぬドロドロスープは味もハイレベルで、ただ物珍しいだけでなく、しっかりとしたおいしさも楽しむことができました。お店で感じたのは、スタッフの方々の接客がキビキビしていること。食べ終わったお客さんを店先まで見送る姿は、見ているこちらも気持ちよかったです。「赤」「ハーフ」も気になるし、限定メニューも手強そう。またお邪魔したいと思います!

とことんとりコトコト
住所/京都市南区西九条比永城町26-2
営業時間/11:00〜15:00(スープが切れたら早じまい、そのときはTwitterで報告)
定休日/月形
とことんとりコトコト Twitter

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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