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【京都市伏見区】絶品定食&ショーケースに並ぶキラッキラのおかず&昼酒OKのパラダイス食堂「艮作」

looseライター(京都市)

個人的に食堂が大好きなんです。うどん、そば、丼、定食など、たくさんあるメニューから、どれにしようか迷うのって最高に楽しいと思いませんか? まあ優柔不断なので、あれこれ迷っているうちにアセってしまい、「思てたんと違う!」メニューを選んでしまうこともしばしばではありますが。そして、さらに好きなのがお皿に入ったおかずがショーケースに並んでるトコ! こういうお店は、おかずで呑んで、あったか麺類でシメるなんてことができるんですよね。でも、知ってる限り、京都でこのショーケース系の食堂ってあまりないような……。

今回はそんな私が大好きなショーケース系食堂を伏見区で見つけました。近鉄伏見駅から南西へ徒歩約1分の駅チカ食堂、「艮作」さんがこちらです。読みは「ごんさく」さん。二匹のたぬきさんがお出迎えしてくれますよ。

店頭にはおすすめメニューも貼り出されております。これ写真撮ることに気を取られて気づいてなかったんですが、日替わり弁当、めっちゃ安くてめっちゃおいしそうやんかいさ! 次回はこれにしようかしら。

店内にはテーブル席が並んでおります。真ん中あたりに見えてるのが魅惑のショーケースですが、それはのちほど。ちなみにショーケースの向こうにもテーブル席がありまっせ。

今回は座敷席に座らせていただきました。奥のテーブルに座ろうとしたら「手前の方が涼しいよ」って教えてくれた店のおばさま。その優しさに「エエ店」を確信した次第。続いてショーケース、行きまっせ!

ままままぶしー! おいしそうなおかずちゃんたちがキラッキラ輝いてるではありませんか。小鉢170円、焼き魚250円と大変お求めやすい価格になっております。

もう一丁ショーケース行ってみましょ。こちらはなんかカラフルな感じ。300円のメイン系メニューも見えますね。

そしてショーケースパート3。最初のケースと同じく、こちらも冷蔵ケースのようですね。しかしどれもこれもおいしそう。あかん、やっぱり何を取ってエエのんか、わからんようになってきた……。

一旦席に戻って、メニューを見てみよって……めちゃめちゃメニュー数があるぅぅ〜!こちらまずその1。温かいうどん、そば編です。

続いて、冷たいうどん、そば。そしてごはん、汁物、カレーライス……今、気が付きましたがお茶漬けとか、ぜんざい(餅入り)とかもあるみたいです! しかも、うどんには太麺と細麺があるとのこと。

そんで定食と一品料理、さらに鍋物、揚げ物、鉄板焼きまで……。これ全メニュー制覇しようと思ったら、めちゃくちゃ通わないと無理ですよね。ショーケースで迷い、メニュー表でさらに迷い、どうしていいかわからなくなった結果「……アジフライ定食、お願いします」と、めちゃめちゃド定番な定食をオーダーしました。

卓上の味変アイテムたちがこちら。ちなみにたぬきさんは各テーブルに箸を背負っていらっしゃいます。

しばらくして、おばさまが「アジフライ定食ね」とトンッと置いてくれたのがこちら。左はおそらく付け合せの野菜にかけるドレッシング、そして右は手書きの「アジフライ」の文字が輝く専用ソースですね。わざわざアジフライのためだけにソースを用意しているとは……ここでまた「エエ店」の確信がさらに深まりました。

そして待つことしばし。「アジフライ定食」850円の登場です! アジフライというと、小ぶりなアジを開いて揚げたものっていうイメージでしたが、こちらのはアジの身の塊が3つゴロリと盛り付けられております。付け合せのゆで卵、ポテサラもポイント高し。これだけでも十分呑めそう〜! でも今日はクルマー!!

アジフライに特製のオリジナルソースをかけてガブリ。サクッ、ザクッとした揚げたての衣の下には分厚いアジの身が。肉厚で食べごたえもしっかりありまして、めちゃめちゃおいしい! オリジナルソースはウスターソース?とマヨネーズ? それともほかの何か? 詳細はわかりませんが、アジフライにドンピシャのお味。普段アジフライはウスターソースor醤油で食べることの多い私ですが、今回はすべてこのソースでいただきました。

そして、豊富なアテ系おかず&メニュー数でうっかりしておりましたが、「艮作」さんは、手打ちうどんのお店なんですよ。この定食では自慢のうどんもミニサイズで楽しめるんです。ツルッとしてて程よいコシのあるうどんはさすが手打ち。定食にお味噌汁っていうのもいいんですが、小うどんってなるとなぜかうれしくなるのは私だけかしら……。つやつやご飯とお漬物までそろって、一分のスキもない、ザ・定食をしっかりと堪能しました。

近鉄伏見駅からも近く、アクセスのいい「艮作」さんですが、店前には4台分ほどの駐車場も完備しているので、クルマで行けるっていうのもうれしいですよね。お伺いしたのはお昼前でしたが、すでにおかず&ビールを楽しんでいる常連のおじさまもいらっしゃいました。私も次回は電車で行って、昼酒を楽しんでみたいと思います。どのおかずを取るか、まためちゃくちゃ迷うでしょうが……。

艮作
住所/京都市伏見区深草善導寺町3-29
営業時間/11:00〜22:00
定休日/月曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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