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【京都市東山区】先代の思いを受け継いだカラフルおはぎは絶賛進化中!「小多福」

looseライター(京都市)

おはぎといえば、あんこでもち米をくるんだもの、もしくはあんこをもち米でくるんできな粉をまぶしたもの……っていうか、それはぼた餅?って言うんでしょうか? いずれにせよ、日本で古くから親しまれている和菓子ですよね。今回は、そのおはぎをカラフル&バラエティ豊かなテイストでラインナップしているお店「小多福」さんに行ってみました~。

こちらが「小多福」さん。場所は東大路通と高台寺南門通りの交差点を西へすぐ。悪縁を切り、良縁を結ぶ祈願所である安井金比羅宮東鳥居すぐ南といえばわかる方にはすぐわかるでしょう。最寄り駅は京阪の祇園四条駅でしょうか。グーグルマップによりますと南東方向へ徒歩13分といったところです。

ショーケースにおはぎが並べられています。手前が定番の「粒あん」「こしあん」、続いて「ごま」「京抹茶きなこ」と続いてますが、その向こうはなんと「ココナッツとピンクペッパー」!?  初めて見ました、こんなおはぎ!

続いて「柚子れもん」「ほうじ茶」「ピスタチオ」です。この日は平日で全8種のおはぎが販売されていましたが、土日は12種と4種増えるんですって。

持ち帰り用の箱もしっかりと用意されています。ちなみに持ち帰りは1つからOKで、容器代はいらないっていうから太っ腹!

店頭にはその月のラインアップも掲示されていますので、チェックすること。ただ、先程も申し上げましたように、平日はこのなかからセレクトされた8種になりますので悪しからず。

暑いこの時期は期間限定で、+250円でおはぎとアイスをいっしょに楽しめるセットも用意されています。これは散策にもってこいのパッケージでございます。

ちなみに「小多福」さんは、初代女将さんが2008年に創業。そのあとを引き継いだのが、お豆腐屋さんなのです。というわけで、知る人ぞ知るその卸専門の絶品「おぼろ豆富」もこちらでは数量限定で販売されているんですよ。なんか見るからにおいしそー! ですが、今回はおはぎのご紹介。ということで、個人的に厳選した3個をいただいてみましたよ。

こちらが手前から時計回りに「ごま」220円、「京抹茶きなこ」250円、そして「柚子れもん」250円です。確かにおはぎなんですが、「柚子れもん」なんて、見た目ちょっと洋菓子テイストも感じられたりしますよね。

こちらが「ごま」の断面。「ごま」は先代の女将さんも作っていたそうですが、当時はもち米、つぶあん、炒った黒ごまというスタイルだったとのこと。それをオープン時には中を醤油味にした「ごましょうゆ」として販売、そして暑い時期ということもあり、さらに改良を加えて、現在の形になったんですって。ごまの香ばしさ、食感が楽しい仕上がりになっております。

「京抹茶きなこ」はこの7月から登場したニューフェイス。表面の抹茶きなこに加えて、中のつぶあんにもしっかり抹茶が混ぜ込まれています。ひと口食べれば、苦味の効いた大人の味わいにうっとり。お茶はもちろん、個人的には辛口の日本酒やウイスキーとかにも合わせたい味でした。

そして「柚子れもん」がこちら。白いんげん豆で作った白あんに柚子とレモンが混ぜ込まれています。あんの甘さに爽やかな柚子とレモンの風味がぴったり! トッピングされているのは砂糖漬けのレモンですよ。販売予定は8月いっぱいとのことで、食べたい人はお早めにぜひ。

 カラフルなおはぎをバリエーション豊富に取り揃えている「小多福」さん。先代の女将さんから受け継いだものに加え、独自のアレンジで新しいテイストにも挑戦されています。見た目にも美しく、かわいいこのおはぎですが、早い日には13時ごろに無くなってしまうこともあるというから、その人気ぶりが伺えるというもの。電話でのお取り置きにも対応してくれますので、絶対手に入れたい! という人はお電話してみてください。自分で食べるのはもちろん、お土産にしても絶対喜ばれますよ~!

小多福

住所/京都市東山区下弁天町51-4

営業時間/11:00~17:00

定休日/月曜、火曜(不定休)

小多福 ホームページ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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