Yahoo!ニュース

【京都市】行列のできる京都町中華「マルシン飯店」の名物が自販機で買える! 家で作ったら……

looseライター(京都市)

東山三条にある「マルシン飯店」さんってご存知ですか? いわゆる町中華というジャンルになるかと思うんですが、行列のできる人気店でして、いつもたくさんの人で大賑わい。午前11時から翌朝6時までという超ロングな営業時間で、京都市民はもちろん、遠方から訪れる観光客からも愛されているお店なのです。

お店の前を通って撮影してみました。もちろん行列のない時間もあるんでしょうが、私が前を通るときはいつもこんな感じです。こちらの名物は餃子、そして天津飯なんですが、その二大メニューが自販機で買えちゃうというわけで、今回は天津飯を購入してみましょう。

ホームページによりますと、「マルシン飯店」さんの自販機は市内6ヶ所に設置されているよう。訪れたのは京都市南区の大宮通り沿いですが、すべての自販機で天津飯を扱っている、というわけではないようなので、要確認です。

自販機はこんな感じ。最近全国各地で見かけるようになった、冷凍食品の自販機「ド冷えもん」ですね。名物の餃子が上三段に並んでますが、一番下の段、ここが今回購入する天津飯です。

アップでもどうぞ。なんと1箱480円ってめちゃくちゃ安くないですか! ……ん? 天津飯だと思ってたら、天津飯の「餡」……餡!? なるほど、餡のみの販売というわけですね。ちなみに右のスペースにはアレンジメニューまで載ってる親切ぶり。

早速500円玉を投入。モニターの表示はこんな感じですので、今回は「10」、もしくは「11」をプッシュしましょう。

すると次はこんな画面に。ちゃんと「天津飯の餡」の写真も出てくるので間違うこともありません。「かう」ボタンを押せばOK。

ガシャコン! と取り出し口から出てきたのがこの箱。「マルシン飯店」さんのキャラクターが書かれてます。持ってみるとずっしりとした手応え。そういえば400グラム×2袋って書いてましたね。早速、家に帰って、天津飯三昧じゃい!

蓋を開けてみるとこんな感じ。名物の餃子のチラシが入っております。取り出してみると餃子のチラシだけではなく……。

天津飯の作り方も入ってました。ざっと見たところ、餡を解凍して、卵を焼いてご飯にのせたら餡をドバーッてことみたいです。その餡はといいますと……。

こんな感じで箱にピッチリ収まっております。取り出してみますね。

ほれ、400グラムずつ2袋の餡が入ってました。カチンコチンに凍ってますが、見たところ餡だけっぽいな……っていうか「天津飯の餡」だから、当たり前なんですけど、卵とか入ってないのかなと思って。まあいい、とりあえず調理を始めましょう!

フライパンにお湯を沸かして湯煎します。と、表面があらわになったら、溶き卵がめちゃくちゃたっぷり入ってるじゃありませんか! うれし〜!! 説明書によると湯煎は7~10分ほどでいいとのこと。電子レンジでもOKで、その場合は袋から餡を出して、皿にのせてラップして、500wで10分です。

湯煎してる間に卵を用意します。「お好みの具材を」とのことだったので、カニカマとニラを入れてみました。ホントはネギを入れるつもりが、たまたま冷蔵庫にないというハプニングがありまして、ニラの登場となりました。これをよく混ぜて……

フライパンで焼き上げます。「作り方」を見ると「ふわっと焼き上がったら、ご飯にのせる」とのことなので、「ふわっと」を目指して、油は若干多めにしてみました。

今回は写真を撮るので、混ぜてグチャグチャってなるのもどうかな……とか考えている間に卵に火が入っていきまして、一回も混ぜず、そして裏返すこともなく、このまま放置して卵は完成しました。

表面はまだ少し半熟っぽいけど、まあまあうまくできたかも、と自画自賛しつつ、ご飯の上に滑らせます。ちなみにご飯は玄米入りでございますよ。

それーッ! 卵&ご飯の上に餡をダバダバとかけていきますよ。餡がアッツアツなので、やけどに注意してくださいませ。自分で作っておいてなんですが、めちゃくちゃおいしそ~! トロトロ~ンと餡がかかっていきます。

ドーン! 完成しました~! 餡がたっぷり入ってますが、実はこれでも全部かけたわけじゃないんですよ。ホント、想像以上にボリューミー。写ってない皿の上側からは少しだけ餡がこぼれちゃってました。

溶き卵がたっぷりの餡をすくって、ひと口。うん! おいしい!! 醤油が効いたしっかり味で、これはご飯が進みまくります。ワッシワシと食べ進めて、あっという間に完食しました。かなりのボリュームなので、食べざかり&たくさん食べたいアナタは1袋の餡を1人前でOKですが、2人で分けるくらいでちょうどいいのでは?と思うくらいたっぷりなんです。本当に大満足できました。

ちなみに「作り方」によりますと、昭和52年から受け継がれる鶏がら、豚骨の自家製スープを使ってるんですって。さらに着色料、保存料、香料は不使用とのこと。今、気が付きましたが、「作り方」に溶き卵のことも書いておりました。

自販機で手に入れられる、京都の人気行列店「マルシン飯店」さんの天津飯。簡単に作ることができるのに、本格味&フルボリューム、しかも価格控えめという満足度120%の逸品でございました。これぞ町中華!という雰囲気の店舗で食べるのもいいんですが、自分の家で好きにアレンジしてこの味を楽しめるのも捨てがたい。餃子といっしょに買えば、アナタのお家がマルシン飯店に早変わり。お土産にしても喜ばれること間違いナシなので、京都にお立ち寄りの際にはぜひ! あ、通販もやってるみたいなので、遠方の方はそちらもチェックしてみてくださいね~。

 マルシン飯店
住所/京都市東山区東大路三条下る南西海子町431-3
   ※上記住所は店舗のもの、自販機は市内数カ所に設置
営業時間/11:00~翌6:00
定休日/火曜
マルシン飯店ホームページ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

looseの最近の記事