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讃岐スタイル&カツオと昆布のやさしいお出汁がたまらない京都市右京区の人気うどん店へ

looseライター(京都市)

香川県でうどん食べたことありますか? 現地で食べますと、マジで目からウロコがポロリンチョ! まず安い、そしておいしい、さらに地元の人の食と完全に密着してることがよくわかるんです。今回ご紹介させていただくのは、そんな香川県で定番のスタイルでありつつ、お出汁は優しい関西風という、ハイブリッドなお店ですよ。

こちらが京都市右京区にあります「さぬきうどん 中野屋」さん。のれんにも「さぬきうどん」って書かれてますが、この佇まいもどことなく香川県のうどん屋さんを思わせてくれるんです。場所は嵐電龍安寺駅から北東へ、徒歩2分ほど。

近づいてみますとメニューがありますね。そして、下の方に「P 」の文字とあるように、駐車場も用意されております。

こちらがお店南側の駐車場にある中野屋さんのスペース。1台分、25番の場所になります。写真にあるように壁の「中野屋」の文字を目印に行っちゃってください。

店内はこんな感じ。4人がけのテーブルをメインに、左手には天ぷら、注文スペース、食器返却口などになっております。

こちらが天ぷら類。天ぷらやおにぎりを選んで、おうどんを受け取ってっていうスタイルは、人気チェーンうどん店さんですっかりメジャー化しましたが、香川県のうどん店ではごく一般的な方法だと思われます。(香川ではセルフのお店がすごく多かったので。とはいえ、出汁も自分で入れる、なんならうどんも自分で湯がくとか、お店によっていろんなパターンがありました。ネギも自分で切っちゃったり)

各メニュー表を撮ってみました。トッピングもチーズや山芋、明太マヨなど豊富に揃ってますよ。そうそう、香川県のうどん屋さんでは、必ずと言っていいほどおでんもいっしょに置いてるんです。ここ中野屋さんも、冬メニューとしておでんがラインナップされているようですね。

改めておうどんのメニューがこちら。かけ、ぶっかけ、カレー、ざる、釜玉などなど、いろんな種類がそろってます。そして今、気が付きましたが「半セルフ店です」の表記が。こちらではうどんを注文したら、お店の方が湯がいて、出汁を入れてくれますから、半セルフなんですね、きっと。

壁には各メニューの写真も貼られておりますので、迷ったときにはこちらを参考にしてみてくださいませ。

注文に戻りまして、天ぷらの先には天かす、ねぎ、生姜が用意されています。ちなみにそれぞれスプーン一杯ずつが無料。お好みで加えてみてください。

ほい! 今回の注文は、かけうどん(並)340円、やさい天(今回はかき揚げ)120円、いなりとおにぎりが1コずつの「コンビ」160円となりました。しょうが、ネギを少々トッピングしたりして。ちなみにこちらではお出汁のうどんは「ひやひや」「ひやあつ」「あつあつ」から好きなものを選ぶことができます。「ひやひや」はうどん、出汁とも冷たいもの、「あつあつ」はその逆、「ひやあつ」は私の認識ではうどん冷たい、出汁熱い、なのですが、おそらくその逆のうどん熱い、出汁冷たい「あつひや」にも対応していただけるのでは、と思っております、確認しとりませんが。

うどんは、ほどよいコシとツルッとしたのどごしがグー。柔らかすぎず、かといってコシが強すぎることもない、ちょうど食べやすいいい感じの仕上がりです。出汁はカツオと昆布の効いた関西風。香川県ではイリコがガツン!と効いた出汁が多いんですが、そこは京都。地元の人の舌に合わせたチューニングがされているようです。

本場香川のスタイルで、おいしいうどんを食べさせてくれる「さぬきうどん 中野屋」さん。朝9時から開いてるというのも香川県のうどん屋さんっぽいんですが、なんと11時までは「朝うどん」として、玉子1個がサービスされるというからうれしいじゃあ〜りませんか! ちなみにうどん、出汁、ねぎや天かすなどはお持ち帰りもOKなので、お家でこちらのうどんを食べることもできます。お近くに来られた際にはお店で食べて、おみやげにお持ち帰りがおすすめですよ!

さぬきうどん 中野屋
住所/京都市右京区谷口垣之内町7-22
営麺時間/9:00〜14:00
定休日/日曜、祝日
さぬきうどん 中野屋 ツイッター

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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