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目移りする日替わり定食たち! 老舗食堂でいただく大満足ランチ 京都市中京区「常盤」

looseライター(京都市)

全国的にどんどん秋らしくなってきておりますが、それは京都も同じこと。朝晩は涼しく、土日ともなれば観光の方々も多く見かけるようになりました。外国からの旅行客も前ほどではないにしろいらっしゃいますし、今年の秋は久しぶりに大賑わいって感じになりますでしょうか。そんな観光シーズンに突入した京都で今回ご紹介するのは、観光に便利なド街中にある老舗食堂です!

こちらが三条寺町にあります「常盤」さん。最寄り駅が京都市役所前駅、寺町商店街のアーケード内にあるということで「見たことある!」「前を通った!」という人も多いのでは? 看板にありますように創業は明治11年……調べてみますと1878年、ということはえっと……144年前!? ものすごい前から商売されてる老舗なのです。

店舗前に出されていたこちらは「和風定食」。鮭の塩焼きにだし巻き、豆腐、小鉢二品、香物、赤だし、ライスと。誠に正しい「The 定食」でございます。横に置かれたオブジェもかわいいので、ご来店の折りには見てみてくださいませね。

そしてこちらもどうぞ。日替わり定食が780円で3種ありまして、どれもおいしそうでしょ。しかもご飯小の場合は730円になるという少食の方にうれしいサービスもございます。

店内がこちら。もう年期入りまくりでエエ味出まくり、そしてしっかり清潔感もあるというこの雰囲気。食べる前からおいしいの確定! の感じです。

店内のメニューがこちら。これまたいつごろから使われているものでしょうか。かなり年期が入ってますよね。ちなみに天井からのヒモはパーテーションを吊るすためのものですよ。

卓上のメニューをどうぞ。写真もついてフルカラーで見やすいことこの上ナシ。しかしどれもおいしそうじゃありませんか。こういうタイプのお店では定食類が気になるのはもちろん、ビフカツ丼とかも良さげですよね。

B面がこちらです。やっぱり中華そばもスタンバイしてますね~気になるわ~。そして麺類各種はプラス150円でライス小、小鉢をつけて定食にできるのも見逃せないところ。言うまでもないことですが、たっぷりハゲマヨしまして(比較的空いてたので)、メニューを選びました。

待ってる間、というか席についてすぐから気になっていたのがコレ。卓上に置かれているんですが、ボタンを押せば箸が出てくる「お箸入れ」なんですよ。「うまく出なかったらどうしよう……」とお嘆きの貴兄、ご安心を。何も考えずにボタンを押してください、箸が出てきますから。

しばらくしてお店のおばさまが運んできてくれたのがこちら。日替わり定食のなかから、「サバ磯辺フライ定食」にしてみました。京都の真ん中でこのボリュームで780円ってうれしすぎませんか!? 丸美屋のふりかけがついてるのもグッときますでしょ。

サバ磯辺フライってほかのお店では見かけたことありませんでした。肉厚のサバが使われているフライは、熱々でボリュームもたっぷり。野菜、マカロニサラダが添えられている、さらにマヨネーズもしっかり。こういうところが高ポイーンツ!

そして麗しの小鉢たちよ。これだけでご飯二杯は軽いわね、とまた一句。豆腐には鰹節がハラリ、醤油をダバダバとかけていただきました。そしてきんぴらはしっかり味でこれまたご飯が進む味。香物も箸休めにジャストミートでございましたよ。

そんでメニュー表によると、こちらがわんこそば。ネギがのっているのはもちろん、天かすまでのってるなんて、細部まで抜かりなし! こちらはうどんor赤だしにもチェンジ可能なので、お好きなものをチョイスして楽しんでください。

三条通と寺町通りが交差する辺りという、京都の真ん中に位置する老舗食堂「常盤」さん。場所柄、いわゆる観光地価格でも仕方ないところを「そんなこと関係あらしまへん!」とばかりに、お手頃価格でボリューム満点のメニューを提供してくれるうれしいお店でした。今回はお昼前にお邪魔しましたが、ランチタイムが過ぎたころにフラリとお伺いして、お店のテレビを見ながらおいしい定食をのんびりいただく、なんちゅー贅沢な使い方も激オススメ。京都へいらっしゃった際には、足を運んでみてほしい名店でっせ! あ、ホームページも充実しているのでぜひ!

常盤

住所/京都市中京区天性寺前町523-1

営業時間/11:00~16:00※当面の間

定休日/水曜

常盤 ホームページ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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