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でもウマイ! 京都市左京区で見つけたラーメンのモットーは「なるべくヘルシーに!」

looseライター(京都市)

今回のお店は東大路通沿いにありまして、前はちょくちょく通ってはいたんです。こちらがオープンされる前にも、別のラーメン店さんが入ってて、「お店が変わってるなぁ」と思いつつ、これまで未訪でした。今回初めてお伺いしたところ、いろんな驚きがありまして、これまで足を運んでいなかったことを後悔した次第。とても魅力的なお店でしたので、ご紹介します!

こちらが「麺屋とも」さんの店構え。叡山電鉄元田中駅から近く、徒歩2分?3分ほどとアクセスもグーでございます。

お店の窓にはこんな感じでメニューなどが貼られていまして、ココ見ればこのお店のことはすべてわかるんじゃないかってくらいの情報量でございます。見にくいかとは思いますが、赤字で目立つように書かれているモットーが「なるべくヘルシーに!」なんです。このモットー、気になりますよね。ちなみに関西の方にはおなじみであろう「となりの人間国宝」さんにも選ばれてます。

店内に入ると、入り口左側に券売機が設置されております。右端の「普通のカレーライス」もめちゃくちゃ気になります。ちなみに店頭情報によると、某豚まんのように「あるとき、ないとき」があり、しかも1日5食限定、さらに「甘くてピリ辛の不思議な普通のカレーです」って、全然フツーやないやないかーい!

店内はこんな感じ。席間もゆったりしているカウンター席になっています。味変アイテム見てみましょう。

胡椒、一味(七味かも?)、醤油タレ、塩タレ、そしてピリ辛の味噌っぽい調味料が並んでました。こんだけあれば、好きにアレンジできますよね。さらに……。

「ご自由にお食べください」と書かれた入れ物のなかには、昆布の佃煮が。このスタイルって、香川県のうどん屋さんで見かけたことあります。おそらく出汁をとった昆布を利用しているのではないかと思われ。ラーメンが出てくるまでの間、しっかり味の佃煮をいただきつつ、待つことしばし。

こちらが今回オーダーした「中華そば 醤油」650円です。鶏チャーシュー、メンマ、キクラゲ、そしてたっぷりの青ネギ。こんだけトッピングされてて、このお値段って良心的すぎませんでしょうか! 昨今一杯4桁に届くことも珍しくないラーメンですが、「こういうのがいいの!」と思わせてくれるこのビジュアル。そして店頭に書かれてたのが「今流行のこってり・濃厚・デカ盛りとは正反対のものです」という一文。まさにそれを具現化した一杯となっております。

麺は細めで、ツルツルとした食感。スープもよく絡んできます。茹で加減は少し柔らかめかも。

スープは鶏の旨味が活きたほっこりとやさしい味わいで、滋味深いっていうんでしょうか。とにかく食べればわかるおいしさです。

鶏チャーシューはしっかりとした味付けのものが4枚?5枚ほど入ってまして、食べごたえもしっかり。じんわりおいしいわ〜と思いつつ、ツルツルとあっという間に完食しました。

こちらはいっしょに頼んだ「鶏ご飯」。お茶碗が小ぶりとはいえ、しっかり盛られて150円は安い、安すぎる! お味もやさしい味わいで、ラーメンといっしょにいただくのがぴったりでした。

そうそう、カウンター上にはこんなお菓子の小袋も。帰り際に「これって……」とお聞きすると、笑顔で「どうぞどうぞ」と言っていただきました。4種類あるとのことで、そのなかから1ついただくことに。こんなうれしいサービス、心が温まるやん。

そして醤油と塩だけかと思っていたら、なんとみそもラインナップされてることを、これまた帰り際に発見。食べたい人は食券を出すとき「みそ」と言ってね!

今回の「麺屋とも」さん。お店はご夫婦とおぼしきお二人で営まれてましたが、おしゃべりは皆無。でもピリッとした雰囲気とかは一切なく「ちゃんとしてる!」って印象を受けました。ちなみにまたまた店頭情報によりますと、こちらのラーメンは鶏、魚介のWスープとのこと。「あっさりしているものの、コクがあり最後まで飲み干せるように作っています」とありまして、食べ終わった今「まさにそのとおり!」と膝を打ちたくなりました。実は店長のおすすめは塩とのことですので、次回は塩をオーダーしたいと思います!

麺屋とも
住所/京都市左京区田中里ノ内町34
営業時間/11:30〜16:00(L.O.15:30)
定休日/月曜、火曜(変更あり)
麺屋とも オフィシャルブログ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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