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健やかな新年のための必須アイテム、京都市・北野天満宮「大福梅」。その読み方は?

looseライター(京都市)

以前、茅の輪くぐりの方法をアップした北野天満宮さんでは、現在「大福梅」の授与が行われております。この「大福梅」、新年を健やかに過ごすためにぜひ手に入れたいアイテムなのですよ。というわけで、今回いただいて参りました。読み方はまたあとで。ちなみにアタスはしっかり間違えてました。

学問の神様として、京都市民のみならず、全国的にも名高い北野天満宮さん。12月も半ばということで、一の鳥居脇には「初詣」ののぼりが出ております。そこからずずずいーっと進んでいきますと……。

あら、かわいい! 楼門には来年の干支である「卯」の絵馬が掲げられておりました。新年を迎える準備がしっかりと進んでおります。

楼門をくぐった左手には「北野の花手水」が。なんと華やかななのでしょうか。写真を撮ってる人がたくさんいらっしゃるのも納得の美しさです。

境内の梅の状況はこんな感じ。さすがにまだキュッと縮こまった状態ですが、もうしばらくすると色とりどりの可憐な花を咲かせ、芳しい香りを楽しませてくれるようになります。

境内にはこんなものも。「疫病退散・合格祈願梅干し」です。これもいただいちゃおうかしら、と一瞬思ったのですが、今回は初志貫徹ということで、先へ進むことに。

御本殿でお参りしたあと、授与所へ。「正月縁起物」がいろいろと用意されています。お、ありました! 「大福梅」はこちらで手に入れることができるのです。毎年12月13日の「事始め」から授与がスタートするとのこと。

無事ゲットすることができました。神社の方にお聞きしたところ、やはり無くなり次第授与は終了するとのことで、「25日くらいまではあると思うのですが……」とのことでした。

開封の儀と参りましょう。裏面には「大福梅」について、の記述が。ここに読み仮名がありました。「だいふくうめ」ではなく「おおふくうめ」なんですよ、皆さまお間違いなきように。

こちら以前撮影していた写真ですが、調べてみますとこの「大福梅」は毎年梅雨明け翌日から7月末ごろまで行う「土用干し」を経て、作られているんだそう。ちなみに2022年は6月中に梅雨明けしたので(あとから修正されてたような…)、まだ茅の輪があるうちに土用干しがスタートするというイレギュラーな感じだったみたいです。

開けてみますとなかはこんな感じ。梅干しはしっかりとパックされています。調べてみたところ、いっしょに入っているのは、縁起物で清めの意味もあるシダの葉「ウラジロ」なんですって。

手に入れた「大福梅」は、元旦にお茶、もしくは白湯に入れていただきます。そうすることで邪気を払い、健康な1年が過ごせる、と言われておりますよ。

健やかな1年を過ごすための縁起物「大福梅」。書かせてもらったとおり、例年12月25日ごろまでは手に入れられるようなので、チャンスは来週末までということ。しかし、その25日は「終い天神」でして、たくさんの人が訪れるのですよ。確実にゲットしたい! というあなたは、この週末にぜひ京都へ。駐車場も無料なので、アクセスもしやすおまっせ。

北野天満宮
住所/京都市上京区馬喰町
時間/ご祈祷9:00〜16:00、授与所9:30〜16:00、駐車場6:30〜16:30
北野天満宮 ホームページ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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