京都はラーメン屋さんが多いんですが、なかでも激戦区と呼ばれるエリアがありまして、一乗寺周辺や京都駅周辺などは、たくさんのおいしいお店が軒を連ねております。今回はその一乗寺にあるお店。前から気になっていたのですが、今回初めてお邪魔しました。最近流行りのラーメンのような派手さはないんですが、ググッと心と胃袋に染み渡るおいしい一杯がいただけましたよ。

こちらが今回お邪魔した「新進亭」さん。一乗寺エリアのメインストリート、東大路通から北泉通を西へ少しいった辺り。その北泉通には天天有さん、夢を語れさんなどの人気店もあるんです。最寄り駅はもちろん一乗寺駅。北西へ徒歩6分ほどになります。

店頭のポスターがこちら。なんと昭和47年創業とのこと。「日本初の白味噌」と書かれてますが、こちらが白味噌を使った白味噌ラーメンの元祖なんですね！ 知らなんだ！

店内はこんな感じ。わかりづらいですが、カウンター3席に2人がけのテーブル席が2つ、入り口左手には4人がけのテーブルも用意されています。お伺いしたときには奥様と大奥様と思しいお二人で回されてました。

壁のメニューがこちら。各種ラーメンと焼そば、焼めし、餃子にライス、セットものの案内もありますね。おっと各ラーメン大は250円プラスとのこと。これは麺だけでなく、スープや具材などもかなりボリュームアップしそう。

そしてそして、トッピングメニューもわかりやすくなっております。今回、日本初と書かれていた白味噌も気になったのですが、やはり初訪ということで一番スタンダードであろう味噌ラーメンをオーダーしてみました。カウンター前のキッチンで鍋を振る様子も見ることができまっせ。

待つことしばし。登場したのがこちら。味噌ラーメン820円に焼めしをセットしてみました。380円アップということで、しめて1,200円です。一杯で四桁に突入するラーメンも多い昨今、納得の価格ではないでしょうか。ちなみに小鉢のコショウと紅しょうがについては、お願いしたら出していただけます。ほかにも一味、にんにくもお好みで。

味噌ラーメンというと、なんとなく太縮れ麺をイメージしてましたが、こちらは思っていた以上に細い麺を使われています。スープは味噌のおいしさに加えて、コクもしっかりある濃厚な味わい。麺との相性もとてもいい感じ。トッピングされている大ぶりのチャーシュー、ネギ、メンマ、モヤシでボリュームもたっぷりです。おいしいわ〜と食べ進めてますと……。

中からミンチ肉を発見！ けっこうコロコロと入ってまして、なんだかトクした気分。

そして追加した焼めしですが、ネギ、海苔、そして紅しょうがの色合いが食欲をそそりまくります。

仕上がりはしっとり系。味付けも程よくワシワシ食べ進められます。ちなみに紅しょうがは元々焼めしにトッピングされてるんですが、別にいただいたものをラーメンに半分、こちらに半分トッピングして食べましたよ。コク深味噌スープによく絡む麺、食感と味わいのバラエティに富んだトッピング、彩り豊かな焼めしを夢中で食べているうちに、あっという間に完食でした。

京都有数のラーメン激戦区、一乗寺で長らく愛されている「新進亭」さん。お伺いしたときも、ランチタイムからはズレていたのに、常連さんが一人、また一人とやってきてました。奇をてらったところはまったくない、シンプルでしっかりおいしい味噌ラーメンが食べたいなら、ぜひぜひでおすすめですよ。次回は日本初の白味噌ラーメンと餃子セット（ライス付き）にチャレンジします！