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京都市東山区・三十三間堂、京都国立博物館エリアの町中華で 超レアな1時間限定ランチを

looseライター(京都市)

あっという間に3月になってますよー! とあまりのことに叫んでしまいました。何も変わりはしませんが。珍しく食べ物以外の街ネタが2本続きましたが、今回は通常どおり。ご紹介するのは京都駅から東へ、鴨川を越えてすぐの辺りにあります、いわゆる町中華のお店。名物と思われるメニューを目指していったんですが、誘惑にかられまして……。

こちらが「中華料理 鍋善」さん。こうして改めて写真を見ると、暖簾が新しくなってるような……、気のせいかもしれません。場所は京都駅から塩小路通を東へ、グーグルマップによると850m、徒歩12分くらいずんずん進んだあたり。最寄り駅は京阪七条駅、こちらは南へ徒歩4分ほどのよう。近くには三十三間堂や京都国立博物館もありまっせ。

冒頭でも触れたように、今回はこちらの名物的メニューと思われる、天津飯狙いでやってきました。が、店頭にあったこのランチタイムサービスの破壊力よ! 半チャン(焼き飯)とラーメンのコンビって、なんのサービスがなくとも頼んじゃう個人的黄金コンビなのに、それが200円引き! み、魅力的過ぎる……とクラクラしながら店内へどうぞ。

店奥側のテーブルから。店内は小ぶりなテーブルが5つとカウンター席がいくつか。12時オープンと聞いてて、少し前に到着したところ暖簾が出ていたので入ってみると、すでに先客が3名。「いけますか?」の言葉を用意してたので、一瞬たじろぎましたが、無事案内していただけました。

麺類や御飯類、一品などのメニューがこちら。あ、天津飯がありました。これこれ、これを食べようと思っ……750円か……。いや、全然普通の値段なんですよ、いつもなら迷わず頼んでると思うんですが、ほら、さっき店頭でサービスを見てしまってるので「天津飯が750円、ラーメンと半チャンのサービスは700円……」と。

サービス定食&お得なセットはこちら。通常ならキラキラと輝いて見えるはずの魅力的なメニューたちなんですが、このときのアタスの前では輝きを失ってしまっておりました。なぜか? それは頭のなかで「サービス! サービス!」のコールが勢いを増しているからだす!

気を取り直して店内へ目を向けてみますと、競馬の騎手や調教師の方々のサイン色紙が貼られておりました。ほかにも新聞や雑誌はもとの場所へ、といったアドバイス的貼り紙もありましたよ。

で、ドーンと登場したのがこちら、本日のランチタイムサービス「半チャン・ラーメン」700円です。これまた正統派のビジュアルでうれしくなってきますね。

提供されるとほぼ同時に奥様が運んで来てくださいました。味変アイテムはこんな感じ。

では、早速ラーメンから。麺は細麺といっていい感じ。食べてみると、少し硬めにあげられていて、プツンとした歯ごたえが感じられます。町中華のお店では柔らかめの麺にあたることも多いので、個人的にこれはうれしい! スープは鶏ガラベース、でしょうか。少し甘めに感じられましたので、持ってきていただいたコショウをパパパ。グッと締まった味わいになってグーググーでございます。

チャーハンはどちらかといえばしっとり系。こちらも定番! って感じの仕上がりでした。半チャンとはいえ、ボリュームもしっかりめでしたので、ラーメンと合わせて大満足のランチとなりました。

帰り際、いつごろからお店をやられているのかお聞きしたところ、今のご主人になってからでも、すでに50年くらいとのこと。その前からお店はあったそうなので、古くから変わらず、地元の方々を中心に愛されてるんですね。それも納得のゆるい雰囲気がエエ感じでした。ちなみに写真はご覧のように5時からのメニュー。フライもんと中華の一品をアテに居酒屋使いもできそうなので、周辺観光に来られた際のランチ、そしてデナーにもおすすめですよ。

中華料理 鍋善
住所/京都市東山区一橋野本町38-12
営業時間/12:00〜13:30、17:00〜21:30
定休日/日曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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