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京都市中京区・新旧の三条大橋を同時に見られる50年に一度の機会!? 早春の京都観光は急いで!

looseライター(京都市)

は、早く、早くしないと〜〜! 次は50年後かもしれませんよ〜〜!! というわけで、昨日の先斗町のイベント情報に続いて、超期間限定情報をお届けします。先日の周辺散歩時に、三条大橋を見てみたらアンタ!

思てたんと違う! な、なんか新しくなってるんじゃありませんか! と足早に近づいてみると……。

やっぱり新しなってる! 足場が組まれてたり、養生されてたり、今まさに工事中って感じです。い、いつの間にこんなことに……。あ、ちなみにこちら南側から見たところです。

こちらが橋の下の様子です。三条大橋といえば、木製の高欄がエエ味を出してまして、観光で来られた方、地元の人たちもたくさん通る、京都でもメインストリートの一つなんですよね。それがすっかり新しくなって、なるほどこれからまた新しい歴史を刻んでいくんどすなぁ……などとしみじみしてましたら。

北側はそのまんまやないかーい! ホント、何気なく振り返ってみて気がついた次第でして、一瞬「???」となりました。

そうそう、木が朽ちてるところとか、苔が生えちゃってるところとか、だいぶくたびれてますが、この感じがエエ味だったんですよね。

橋の下にはこんな感じで工事期間も書かれてました。調べてみたら、昨年9月ごろから工事が始まってたよう。ホント、近くに住んでても、全然気が付かないことってあるんですね。

橋の上はこんな感じ。左が南側の新しくなった方、右が北側でまだ昔の姿を残している方でございます。またまた調べてみると、京都市情報館というページを発見。現在の橋は昭和25(1950)年に改築されたもので、木製の高欄については昭和49(1974)年に更新されたものだそう。およそ50年前のものなんですね。

橋南側にはこんな掲示も。原木から完成までが写真で紹介されているんです。

これが1枚目。2枚目以降は「原木伐採作業」→「ヘリコプターによる搬出作業」→「伐採集積作業」→「製材状況」→「製材完了」と続きまして、8枚目は、と見てみると。

まだ製作中なんかい! こちらの「加工状況」からラストの「完成」は、おそらくこれから写真が入ると思いますので、足を運ばれた方はチェックしてみてくださいね。三条大橋にはほかにも見どころがありまして……。

こちら橋西詰北側にあります、旧三条大橋の石柱の案内板。奥に石柱と擬宝珠が見えてていい感じ。ちなみに擬宝珠は「ぎぼし」と読みますよ。そして三条大橋の擬宝珠といえば、有名なものが……。

これ! なんと池田屋騒動のときについたのでは、と言われてる刀傷のついた擬宝珠があるんですよ。が、しかし、南側といえば、すでに新しくなってる方じゃあーりませんか! 刀傷の擬宝珠も新しくなっちゃってるんじゃないの!?

安心してください、そのままですよ。こちらがその擬宝珠なんですが、木製の高欄だけ新しくして、この擬宝珠はそのまま使われてるんですね。

ほれ、中央右あたりに斜めに入った傷、これが刀傷といわれてるものなんです。こちらも来られた際にはぜひご確認を。西詰南側には弥次喜多像もありますので、そちらも見てみてくださいね。

今回ご紹介した三条大橋。工事期間はまだ1年近くありますが、新旧の三条大橋を見られるのは、ホント今だけ! この機会を逃したら次はまた50年後かもしれませんよ。ぜひぜひレアな景観を見に来てください!

三条大橋の補修・修景
期間/令和6年3月15日まで

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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