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京都市下京区でランチ・四条大宮南、70年以上続くお店の名物、京風カレーうどんが500円!

looseライター(京都市)

と、ある昼下がり。ランチは食べたものの、少しだけ満たされない気持ち&お腹を抱えて歩いておりました。というのもその日のランチ、おいしかったのですが、身体に良さそうな味付けというか、パンチがもう少し欲しかったというか、奥ゆかしい味わいというか、とにかくちょっと物足りなかったのです。しかしお腹はそれなりに満たされている。「今もし食べるとしたら……カレーうどんとかやったら、味のパンチ、ボリュームとも申し分ないわねぇ」などと考えてましたら、見つけたのが今回のお店。奇跡的邂逅(←大げさ)により、大満足のアフターランチとなりました。

こちらが眼の前に現れた「うどん そば処 西村亭」さん。パッと見た瞬間、「なんか良さげな店構え」とビビビと来たんですわ。というのも看板がですね……。

なんちゅーナイスコピー! 「良麺廉価」って四字熟語辞典に載ってないのかしら? 人類は麺類を挙げて、掲載を後押ししたい気分でございます。こんな看板見たら、入らんわけにはいきますまいて。

で、店内に入ったらすぐコレですよ。「当店自慢の手打ちうどん」を使った「京風カレーうどん」ですって! まさに運命の出会い!! 少しだけ隙間のあるアタスの気持ち&胃袋ちゃんにジャストフィットするメニューでございます。しかも500円て! まさに「良麺廉価」、看板に偽りナシ。

店内はこんな感じ。時間が14時ごろだったこともあり、先客は2組とのんびりした空気が流れておりました。テーブルの間もゆったりと取られてて落ち着けますよ。

メニューは壁に貼られてました。「素うどん」って久しぶりに見たわ〜。なんと300円ですよ。ほとんど立ち食い価格。まさに「良麺廉価」。さらに中華そばは380円、う〜ん「良麺廉価」。そんで今気が付きましたが、麺類ほとんど500円以下じゃないですか。なるほど「良麺廉価」。と、ナイスコピーを何度も口にしたくなるほどお手頃価格のオンパレード。なんと素うどんはおろか、きつね、あんかけより高価格なおすまし&あかだしの存在に不思議を感じつつ、初志貫徹でカレーうどんをオーダーします。

卓上アイテムはこんな感じ。一味とコショウ、そしてマグカップに入った小袋の七味です。こんなところからもお店のほのぼのムードが漂ってくるってモン。

そして登場しました。改めて、「カレーうどん」500円です。ん、白ごはんも横にあるな、サービスかしら、とひとボケ。お腹的には満たされていたんですが、カレーうどんって言うたら白ごはんやん、ステキなセットになるやん、とオーダーしてみました。ちなみにライス小140円です。

カレーうどんのスープは、当然の如く、うどん屋さんのカレーうどんスープ。あんかけでとろみがあるアレですね。味わいは程よくピリ辛でほんのりスパイシー。気分にぴったんこです。

細めで柔らかめのうどんがまたスープを持ち上げよるんですわ。お肉、おネギも入ってまして、The カレーうどん的仕上がりになっとりました。うまいわ〜。

で、ご飯ですが、店内にはこんな張り紙が。なんとコシヒカリとあきたこまちのハイブリッドご飯だったんです。頼んでよかった! カレーうどんとご飯とくれば……。

そりゃこーなるでしょ。スープをご飯にかけて、簡単カレー丼の完成でございます。というわけで、スープの最後の一滴、ご飯の最後の一粒まで、キレーに平らげて、ごちそうさまでした!

少しだけ隙間風が吹いていた胃袋&気持ちを満たして余りあるおいしさだった今回の「西村亭」さん。お店の方にお聞きすると「戦時中からやってます」という歴史のあるお店でした。「良麺廉価」の看板は伊達じゃない! 今度は中華そば、もしくは丼+あかだしorおすましあたりをいただきたいと思っております。

うどん そば処 西村亭
住所/京都市下京区仏光寺通猪熊東入晒屋町620
営業時間/11:00〜15:00、16:00〜18:00
定休日/日曜、祝日、第二・三土曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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