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京都市上京区・復活した伝説の名店でランチ、美味しい餃子&ほっこり接客に胸いっぱい&腹パンパン!

looseライター(京都市)

今回は、以前耳にしたことのある伝説的名店が復活したとの情報を聞きつけて行って参りました。その伝説とは「お金が無くても皿洗いしたらタダで食べられる」というもの。なんとなく聞いたことある、知ってるという人も多いのでは、と思われますが、その伝説のお店とは、今はなき「餃子の王将 出町店」。2020年、惜しまれつつ閉店した同店の店主が、装いも新たに復活させたのが、今回のお店なのです。では早速行ってみましょー!

こちらが「いのうえの餃子」さんの店構え。なんだかヤングメン&ウーメンが集いそうな、オシャレさも感じられるではあーりませんか。場所は出町桝形商店街内。河原町側から入ってすぐの辺りになります。最寄り駅は京阪出町柳駅、西へ徒歩4分ほどのようですね。

出たッ! これが伝説の証拠です。昭和から平成を飛び越え、令和の時代にこんな奇跡的サービスがあっていいんでしょうか。人情ってヤツがまだ生きてやがるぜ、と思わず涙が滲んだり滲まなかったりしつつ、せっかくなので横を向いてる招き猫ちゃんといっしょに一枚撮っておきました。ちなみにネットの諸先輩方の記事によりますと、今年3月のオープン時にはテレビ取材も来たりしてたそうです。

店は奥に長い造りになってまして、メインはL字のカウンターです。これは店の奥から入口側を撮った1枚ですが、この後ろ、入り口からどん突きの場所にはですね……。

あら、かわいい! こんな一人用のテーブルっちゅーんでしょうか、カウンターっちゅうんでしょうか、も用意されております。そんでその横の扉は……。

ココに書かれてますように「トイレはこの奥デス!」なんデス! なんというか飾り気がないと申しますか、シンプルと申しますか、とにかくこういうの個人的にはキライじゃないぜ、というか大好きな雰囲気でございます。さらにこの扉の右側には……。

こんな2人がけのカウンターもあるんです。カポーでいらっしゃるヤングな2人、いや年令問わずですが、お2人でいらっしゃったらこちらなど特等席でございますな。

そんでもって卓上にメニューはないので、こちらの壁メニューをご確認くださいね。「当分の間」と書かれているとおり、当分の間はこちらのメニューだと思われますが、いつごろ貼られたものかわからないので、意外とすぐに変更になる可能性もあるということ、お含みおきを。でもまだ貼り紙が新しいので、やはり当分はこちらでいいんじゃないかなとも。個人的にはラーメンの横の「うまい」の文字がめちゃくちゃ気になりますが、そこは初訪。餃子を食べずして何を語る、というわけで、餃子定食をオーダーしました(餃子定食を、とスタッフの方に伝えたら、1人前ですか?2人前ですか?と確認してくださいました、今回は1人前でお願い)。あ、ちなみに左横は「ビール中びん」550円、「日本酒」500円の貼り紙でっせ。

そして壁にはこちらの貼り紙も。なんと挑戦的なイエローメッセージ。「小」がどことなくキャラクターみたいでかわいいな、などと考えつつ、どないしよ……と思ってたら、スタッフの方から「ご飯の量、大中小どうしましょう?」と問いかけが。「だ、大!」と心のなかで叫びつつ「中でお願いします」とお答えしておきました。

やってきました、「餃子定食(1人前)」700円です。必要にして十分、飾りっ気のなさは逆に自信のあらわれか。ご覧のように餃子が6個と唐揚げ、そして小サイズの箸休め的冷奴、お茶みたいですが中華スープ、そしてご飯という布陣になっております。

餃子の断面がこちら。皮がギザギザになってますが、かじったんじゃないの、お箸でカットしたらこうなったの、とお断りしておきます。中はミンチとキャベツ、ねぎ、そんでにんにくといった感じでしょうか? 食べ慣れている王将さんのに比べると、ふんわりとしていてやわらかな食べ心地。ちなみに餃子のタレも王将さんのよりやさしい味わいに感じられましたよ。もちろんご飯が進むことは言うまでもありません。唐揚げは下味がつけられていますが、優しい感じ。なので塩コショウでブーストして、ご飯とともにワサササ〜。そんでスープは、最初味が薄いかも、と思ったんです。でも、餃子や唐揚げを食べたあと飲んでみると、あらピッタリ! というわけですべてをおいしくいただいて、しっかり満腹の完食です。ご飯、大にしておけばよかったかも……。

帰り際、ご主人がお客様とトーク中だったため、スタッフの方と少しお話して、店内パチッと撮らせていただいてると、スタッフの方から「いろいろ撮っていただいてありがとうございます」とうれしいお声がけが。ネットにアップさせていただくことについても、笑顔で「ありがとうございます!」と。こういうのめちゃくちゃうれしいんですよね。そんで、お話を終えられたご主人にお代をお支払いしてると「ガム、食べるか?」とこのコーラガムをいただきました。さらにショップカードを手にすると、定休日がカードから変更になって月曜と第三火曜になってるから、とも。おいしい餃子定食を食べた以上の満足感で胸とお腹がいっぱいになりつつ、今度は「うまい」ラーメンと餃子のセットを! と誓ってお店をあとにしました。

いのうえの餃子
住所/京都市上京区桝形通出町西入る二神町179
営業時間/11:00〜20:00
定休日/月曜・第三火曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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