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京都市北区でランチ・妙心寺、等持院近く。もうすぐ半世紀、親子で通う常連さんがいるのも納得の名店

looseライター(京都市)

今回のお店は以前からその存在は知っていたのですが、なかなか行く機会がなく……。そんな折り、知り合いの方がとんかつ好きという話を耳にして「とんかつか〜、あ! それならあそこに行ってみよう」と初めての訪問となった次第。行ってみると、お料理&接客でほっこりした気持ちになれる名店でした。ではどうぞ。

こちらが「とん八」さんの店構え。味ありマクリマクリスティな豚ちゃんのイラストからほのぼのとさせてくれます。場所は妙心寺の東あたりで最寄り駅が京福の等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅。徒歩3分ほどのようです。車の場合、駐車場はありませんが、すぐ近くにコインパーキングがありますんで、そちらをご利用ください。こちらの並びには「ジャンボ」という有名なお好み焼き屋さんもございますよ。

店内はこんな感じ。テーブル席2つとカウンターがいくつか。店奥にもテーブルが置かれているようでしたが、今使われているかは不明です。席につこうとすると「こっちの方が涼しいですよ」と奥様が笑顔でお声をかけてくださいました。

ほっこりしつつメニューを確認。写真を撮ってると、再び奥様が「メニュー、よろしければお渡ししますよ」とこれまたありがたいお声が。なんというホスピタリティ! もうこの接客だけでエエ店認定でございます。と、メニューに戻りまして、スタンダードな各種定食に(上)定食、デラックス、アレンジカツ、さらにフライもの、そしてかつ丼もそろってますね。

裏返したらこんな感じ。カレーもあるじゃないですか! そんでとんかつ屋さんのゆで豚、串カツも気になるわ〜と思いながら、メニューとにらめっこすることしばし。

卓上にはオリジナルでしょうか、とんかつには欠かせないソースとからしが置かれておりました。

軽めのジャズが静かに流れる店内の空気に身を委ねてますと、やってきました「ロースカツ定食」880円です。メニュー数が豊富だったので、どれにしようかかなり迷ったんですが、初訪ということで一番スタンダードそうなこちらにしてみました。ご飯にみそ汁、漬物がセットになっております。この写真では見えませんが、付け合せ野菜のキャベツの横にポテサラもセットされてましたよ。

ロースカツはこんな感じの程よいサイズ。無論揚げたてです。パン粉は細かめでサクサクッとした食感。この分厚さですが、やわらかく食べやすいんです。

自家製と思しいソースは少し甘め。このソースだけでいただくのももちろんおいしいですが、からしと合わせてみるとより好みに。しっかり満足のランチとなりました。

帰り際、奥様にいつごろからお店をやられているのかお聞きすると、こちらで35年、その前は左京区で11年とのことで、親に連れて来られていた子どもが今は自分の子どもといっしょに来る、なんてこともあるそう。「なんとか続けさせてもらってます」と笑顔で教えてくださいました。さらに定食のデラックスにはエビフライとミートボールがつく、そして(上)は、肉質、量ともアップする、とおっしゃられていたような……。半世紀近い歴史をもつ「とん八」さん。たくさんの常連さんに愛されているのも納得の名店でした!

名代とんかつ とん八

住所/京都市北区等持院南町35-19

営業時間/11:30〜14:00、17:00〜21:00(L.O.20:30)

定休日/木曜、第二・三水曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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