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京都市伏見区・日本語OK、味は本格派! ガチ中華デビューするなら朝からやってるココで決まり!

looseライター(京都市)

今回は朝10時からやってるってことで、前から注目してたお店をご紹介します。現地の方がやっている、いわゆる「ガチ中華」のお店ですが、奥様は(だんなさまも?)日本語OKなので心配なし。今回も何にしようか迷っていると、やさしくお声かけいただきました。そして日本人の常連さんからもお助けいただくというハートフルな展開で、ほっこりランチとなりましたよ。ではどうぞ。

こちらが「常楽小吃」さん。読み方はチャン……すみません、看板の下に書いてあるアルファベットを各自読んでくださいませ。最寄り駅は地下鉄くいな橋駅。北東へ650m、徒歩9分くらいとのこと。24号線沿いにありまして、マクドナルドの向かいといえば「ああ!」と思われる方もいるのでは。お店の駐車場は多分ないんですが、南へ少し歩いたところに40分100円のコインパーキングがありますので、お車の方はそちらへどうぞ。

店内はこんな感じ。これは入り口の辺りから見たところですが、ちょっと造りが変わってて、左手にテーブル席、そして右手にカウンター席となっていて、このカウンターの右手にもテーブル席があるんです。お伺いしたときは中国の方2組、そしておひとりさま(のちに日本人と判明)という状態。そのあと来られた方も全員中国の方だったので、本場率かなり高めのお店と思われます。

メニューいってみましょう。パッと見、よくわからずに「え〜っと……」となってましたら、奥様が「右が日本語です」と教えてくださいました。なるほどそういうことなのですね。これは麺とサラダって感じのラインナップですな。

もう片面がこちら。アルコールにも合いそうな一品にスープや丼もあるようです。なるほど日本語だからわかりやすいな〜……ってならないんですよ。どんなメニューなのか全然見当がつかんな……と、再びメニューとにらめっこしてましたら天の声が!

再び奥様が「壁に写真も貼ってありますよ」的なことを教えてくださいました。全メニューではないものの、これでどんな料理かわかるってもん。写真右下の中国語でメニュー名が書かれてますが、これがうすーいので確認するときはご注意を。こちらはカウンター背中側の壁ですが、落ち着いてみるとカウンター正面側の壁にも写真が貼られてましたんで、行かれた際にはチェックしてください。

写真のメニューはだいたいわかったものの、どれもおいしそうでここからもさらに迷ったんですが、「辛牛肉麺」にすることに。決め手は写真がおいしそうだったこと。と、ここで奥様から大か小かサイズを聞かれました。「んん!? どうしよう……」と思ってたら、カウンターに座っていたおひとりさまのお客様が「小やったら少し足りないかも」とアドバイスを。なんとありがたい! 「じゃあ大を」「辛さは?」まだ関門があったんかーい! むむむ、と迷ってたら今度は奥様が「今はピリ辛」と教えてくれたので、「じゃあそれで」とやっとオーダー完了です。

味変アイテムはこちら。と写真を撮っててふと気がついたんですが、メニューに載ってるお値段は小なの? 大なの? どっちなの!? と、もう一度メニューとにらめっこしてましたら、先程助けてくださったお客様が「大でその値段なのでご心配なく」とまたまた超ありがたいアドバイスを! ホントいい人っているんですね〜と感謝しつつ、ペコペコとお礼をお伝えしました。

んなことしてたら、やってきました「旨辛牛肉麺」850円です。なんでしょう、パッと見ただけで伝わってくるこの本場感は。スープはうっすら白濁。ピリ辛系のオイルが浮いてますね。辛さはこのオイルで調整しているのかしら、と思いつつ、ひと口。牛骨? あっさりしてるんですけど、物足りなさはゼロ。八角?か何か香辛料も感じられます。嗚呼なんかおいしー! とレンゲでスープを連続飲みしてしまいました。

んで牛肉はこんな感じ。部位はわかりませんが、コロコロっとしたサイズのものが、けっこうたくさん入ってて食べごたえも十分。味もクセなく食べやすかったです。

んで、麺がこちら。幅広薄めの麺なんですが、帰ってからネットを見てたら、どうやらこの一杯に長〜い一本の麺が入れられているらしいという情報も。食べてるときは全然気が付きませんでしたが。そんで、これは食べてる途中に気がついたんですが、客席から厨房の様子が少し見えるんです。ご主人が麺を伸ばしているところがチラリと見えまして、もっと早く気がついておけば! と大いに後悔した次第。行かれた際には厨房の様子も気に留めておくが吉ですよ。

たっぷりの平打麺で大満足、と思いきやスープの下にはこんなものも潜んでました。わかりますでしょうか、春雨、きくらげ、そして調べてみたら豆腐干絲ってものが入っておりました。豆腐干絲は豆腐を圧縮、脱水して作られる干豆腐を細切りの麺状したものなんですって。もっちりの平打麺にやわらかめの春雨、コリッとしたきくらげ、そして「ンッ」とした歯ごたえの豆腐干絲という3つの食感が加わって、これまた楽しい一杯になっておりました。スープもぜーんぶ飲みまして、満腹満足です!

今回訪れた「常楽小吃」さん。まだまだ試したいメニューがいっぱいありました。ガチ中華に行きたいけどハードルが……と思ってる人。日本語が通じますし、フレンドリーな接客もグーググー。ぜひぜひ一度行って、本場の味を楽しんでみてください。

常楽小吃
住所/京都市伏見区深草下川原町125
営業時間/10:00〜21:00L.O.
定休日/土曜

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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