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京都市乙訓郡・この週末がラスト! あの巨匠の“白”を思わせる限定スイーツ&素晴らしい作品が見納めです

looseライター(京都市)

今日は祝日で通常なら更新はお休みなんですが、普段とは一味違ったネタなので、アップしちゃいましょう。しかも午前中に。なんと健康的な! というわけで、今回は美術館に足を運んでみましたのよ、オホホのホ。そこで限定スイーツをいただいちゃったりなんかもしましてね。「ラーメンちゃうんかい!」「食堂じゃなきゃ見ないのだから!」とお嘆きの極少数のマニアの方々もたまにはいいんじゃないかしら、というわけで、どうぞ。

こちらが今回お伺いした「アサヒグループ大山崎山荘美術館」の案内板。初めてお伺いしたんですが、最寄駅はJR山崎駅、阪急大山崎駅もすぐ近くにあります。山崎駅からはGoogleマップによりますと徒歩10分、750mくらいとのことですが……。

これが急坂なんですわ! 写真右側に少し見えてますが、健脚な方でも「お、おお……」って感じるくらいの坂といっても過言ではありません。天王山の登山口でもありまして、本当にハイキングです、な感じ。「無理……」と思ったアナタ、安心してください送迎バスがありますよ。駅前から無料で利用できる(高齢者の方優先とのこと)バスが出てますので、そちらをどうぞ。時刻表などはオフィシャルサイトから確認してくださいね。

途中にはこんなふうな石碑も。元々こちらの美術館は、関西の実業家である加賀正太郎氏が大正から昭和にかけて建てたもの。この石碑は夏目漱石がここを訪れた際のことが書かれておりました。

フーフーいいながら坂を登ってましたら、やっとこちらのゲートが見えてきました。しかし、すごい規模ですわ、ホント。加賀さんは超がつくほどのお金持ちだったんでしょうね、クヤシー! とか思いつつ、さらに上を目指します。

で、やっと到着しました。こちらが美術館の建物になります。建物はもちろんお庭もきれいでして、ここに来ただけで急坂を登ってきた大変さも忘れられるってもん。

こちらは入り口横にあった施設案内など。ちなみに館内は撮影禁止なので悪しからず。そんでもって私知らなかったんですが、隣接してというかいっしょに建てられてるというか、コンクリ打ちっぱなしの建物があるんですが、それがなんと安藤忠雄さん設計の「地中館」といいまして、ホームページによりますと……周囲の景観との調和をはかるため、半地下構造で設計されたんですって! これまたすごいわ〜。んで、さらに展示室にはあの知らない人でも多分知ってる、モネの「睡蓮」の連作が常設展示されとるんですよ!! 知らなんだ! ハズカシー!

ちなみにタイトルにも書かせていただいた“巨匠”とは、こちら藤田嗣治のこと。この25日(日)までの開催ということで、今回慌てて行ってきて次第。たくさんの作品がありましたが、どれも素晴らしかった。なかでも直筆の手紙は、巨匠をより近く感じられる気がしまして、じっくり見ちゃいました。

で、撮影禁止の館内ですが、スタッフの方にお聞きすると喫茶室はOKとのことで、テラス席を1枚撮ってみました。2月の雨の日、でしたが比較的暖かく、たくさんの方がティータイムを楽しんでおられましたよ。

今回の企画展では特製スイーツも出されてまして、こちらがそのメニュー。下の「モナミ・シャ」はすでに売り切れてましたが、全然無問題。上のを頼んで待つことしばし。

「グラン・フォン・ブラン」800円、ホットコーヒー600円(セットで100円引き)です。メニューを見ていただければ、なのですが、この「グラン・フォン・ブラン」はですね……。

メニューによりますと「素晴らしき乳白色とパリで絶賛された藤田の作品を思わせる」白のケーキなんですよ。作品を見たあとでしたので、また格別の味わい。たまにはこんなのもいいもんですな、とすっかり満足しました。

今回初めて訪れた大山崎界隈でしたが、駅周辺も旧街道な雰囲気が漂ってまして、とてもいい感じ。京都市内からも近いのに、プチ旅行気分が味わえて、すっかりリフレッシュできました。藤田嗣治の企画展は25日(日)までなので、作品を見たい&スイーツが食べたい人は急いでくださいね。ただ美術館自体もすごーくいい感じなので、ふらりと立ち寄って(急坂はありますが)、のんびり過ごすってのもマジでオススメですよ!

アサヒグループ大山崎山荘美術館
住所/京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/月曜(祝日の場合は翌火曜)、臨時休館、年末年始
アサヒグループ大山崎山荘美術館 ホームページ

ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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