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京都市南区・駐車場店前にあり! 大通り沿いなのに穴場的な居酒屋ランチはフルボリュームで種類も豊富!

looseライター(京都市)

みなさんもよく通る道ってありますよね。でもその道にどんなお店があるか把握してますか? 今回はそんなよく通る道なのに、全然その存在を意識していなかったお店を見つけて、入ってみたらめっちゃエエ店やった、という幸運なお話。では、どうぞ。

こちらが今回お伺いした「紀の川」さん。最寄り駅は地下鉄十条駅で西へ約650m、9分ほど。車でいうと京都南インターから北へ、国道十条交差点を左へ曲がったすぐ北側あたり……浮かびました? というわけで十条通沿いなんですが、西の方から十条通を東へ進むと、国道十条交差点でけっこうな確率で信号待ちの列ができるんですよね、個人的経験によると。お店はその車列の途中あたり、交差点すぐ手前くらいにあるわけでして、たまたま前に停まらなければ、信号が変わるとそのままブーンと素通り。たまたま前に止まったとしても、ご覧の通り暖簾が出てなくて、入り口どまん前になんか看板みたいなのが出てるので「……開いてる?」と思ってたら、信号が青になってこれまたブーンと。そんなわけで今まで気が付くことができなかったんです。

今回、たまたま店の前で信号待ちになって、入り口前の看板をチラッと、そして次はググッと、そんでもってジーッとみてみたら、メニューが書かれてるじゃないですか。しかし時間は11:45ごろというのに、お店の前にある3台分ほどの駐車スペースに車が1台もない……開いてるのか……と信号が青になってブブーン……と通り過ぎたのですが、なんだか気になって国道十条交差点を左折。ぐるりと回ってもう一回お店前へ行ってみて、入ろうと決めたというわけ。そんでもってもう一度看板を凝視。なんか細かいことはわかりませんが、勢いというか迫力みたいなもんを感じますね。そんでとにかくメニュー数が多い。よっしゃ、入ってみましょう。

ちなみに駐車スペースの壁にはこんな看板も。なんだか割烹料亭のようではありませんか。一瞬ひるみかけますが、もう入ってしまいましょう。

と店内はこんな感じ。実はこれ、帰りしなにパチッと撮らせていただいたのですが、到着時には先客3〜4人くらいの超のんびりした雰囲気。カウンター席に座ると、カウンター内のおばさまが「今日はお刺身とサバとトンカツと〜」と定食の内容を教えてくださいました。なので、さっき入り口で見たメニューのなかで覚えてた「おろしトンカツととりカラ」を注文。

ちなみにカウンター内はこんな感じ。オーダーが入るなり、おばさま3人とご主人が流れるようなコンビネーションを見せ、あっという間に定食ができあがっていきます。カウンター上にはご覧のようにボトルキープの一升瓶がずらり。スタッフのみなさんの動き、そしてこのボトルの並びで、すでにエエ店であることの確信を得ました。

ほれ、味変アイテムもマヨネーズ、そんでドレッシングが常備されております。これまたうれしいポイントではありませんか。うむうむ、と心のなかで微笑んでますと、あっという間に定食が運ばれてきましたよ。

改めて「おろしトンカツととりカラ」800円です。このこれでもか感あふれるボリュームにすっかりノックアウト。いいわ〜腹パン確実〜と思わずニッコリ。

メインディッシュに寄ってみましょう。手前からおろしトンカツ、その上が大ぶりの唐揚げ3つ、そんでタルタルがかかってるのは「聞いてないよ!」なうれしい誤算、白身フライでございます。さらに見えませんが千切りキャベツがどっさり、さらにゴボウサラダ、ハム、もひとつおまけに卵焼きまでついてるんですよ。ご、ご飯が足りん……と思いつつ、箸を進めます。お味は安心確実な定番的おいしさ。なんの不満もございません。パクパクを通り越してバックバク食べて、大満足でごちそうさまでした!

入店時こそのんびりムードでしたが、12:00を過ぎるや否や、1人、4人、4人、2人、4人、1人、みたいな感じで連続来店。そして、ほぼ全員が座る前に「刺身」とか「サバ煮付け」とか「カツカレー」とか、オーダーを通していくんです。それをスタッフのみなさんが次々に捌いていく。途中、ちょいと「これどこやったっけ?」的なご愛嬌もありつつでしたが、そのコンビネーションたるや見事の一言。それを見つつ、ああやっぱりエエお店と改めて納得した次第。今度はカレー、もしくは刺身でお願いしたいと思ってます!

紀の川
住所/京都市南区高畑町西九条4-1
営業時間/11:00〜14:00、17:00〜23:00
定休日/日曜
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ライター(京都市)

京都在住。飲食店やイベントなどを取材して、記事を作っています。食べること、飲むこと、どこかへ行くことが好きです。

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