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飛んで曲がらない『短尺ドライバー』を作るためには、秘密の法則があった!

Lukeゴルフをもっと簡単にする研究家

こんにちは、Lukeです。

前回に引き続き、今回も短尺ドライバーの作り方を紹介します。

今回は具体的なスペックを例に挙げて、中級編としてお伝えします。

『短尺ドライバー』の作り方講座 中級編

前回では、短尺ドライバー初心者向けに、短尺ドライバーを製作する時の基本的な注意点を説明しました。

今回は中級編として、打ちやすい短尺ドライバーを作るための法則を説明します。

現在自分が使用している長尺ドライバーを基準にして、そこからどのような考え方で短尺化していくべきなのかが分かる法則があります。

その法則に則って短尺化していけば、飛距離性能を落とすことなく、打ちやすい短尺ドライバーを製作できるようになります。

短尺化への法則

たとえば現在使用しているドライバーが、自分にそこそこ合ってはいるけれど、シャフトが長すぎると感じるので、もう少し短くしてみたい場合、どのようにスペックを考えればよいのか?

そのドライバーヘッドを調整機能付きと仮定し、そのヘッドを使用して、シャフトだけを取り替えながら短尺化していく場合を考えてみましょう。

前提としてそのドライバーは、45.5インチの長尺シャフトであり、クラブ重量が300gだとします。

前回説明したように、このドライバーのシャフトをそのまま短尺化する場合は、0.5インチまでにしたほうがよいと思います。

それ以上に短尺化したい場合は、もっと重いシャフトを用意して、クラブ重量を重くしていかないと、飛距離性能が落ちることになります。

その場合は、以下のような法則で考えて下さい。

❶45.5インチ → シャフト重量50g → トルク5.0 → クラブ重量300g

❷45.0インチ → シャフト重量55g → トルク4.5 → クラブ重量305g

❸44.5インチ → シャフト重量60g → トルク4.0 → クラブ重量310g

❹44.0インチ → シャフト重量65g → トルク3.5 → クラブ重量315g

❺43.5インチ → シャフト重量70g → トルク3.0 → クラブ重量320g

このような流れで、0.5インチの短尺化とともに、シャフト重量を5g重くしていくことをお勧めします。

そしてもっと短くしたければ、この法則の流れを繰り返して下さい。

もちろん、シャフト重量が重くなるほど選べるシャフトは硬いものが多くなりますが、その時には法則のようにトルクの数値を確認しながらシャフトを選択しましょう。

たとえば基準となる❶のシャフトが50gのトルクが5.0なので、その振り心地を残しながら0.5インチ短尺化したい時は、❷のように55gのシャフトで4.5のトルクのシャフトを選択すると、それほど硬くなったようには感じません。

ところが❷で55gのトルク4.0のシャフトを選択してしまうと、硬くて振りづらく感じる確率が高くなります。

その流れのまま、❶から❺まで進めると、シャフトが2インチも短くなっているので、その短さによる振りやすさと絶大な安心感を実感できると思います。

かなりシャフト重量とクラブ重量が重くなっていますが、実際に振ってみると分かりますが、意外なほどに硬すぎるとか、重すぎるとは感じないので、その点はご心配なく。

おそらく多くの人が、❶よりも❺のほうが振りやすく、それでいて飛距離性能も上がる可能性が高いはずです。

ただし、いきなり❶から❺まで一気に進むことはお勧めしません。

せめて途中でもう1ステップは踏んでおくべきです。

今回のまとめ

失敗しない短尺ドライバーの作り方の法則を説明しました。

ヘッドスピードが40~45m/sのゴルファーならば、この法則に則って短尺化してもらえば、大きな失敗にはならないはずです。

短くするほどに重いシャフトを選択すれば、ヘッドバランスも確保できるし、クラブの運動エネルギーも落ちません。

つまりクラブの飛ばす力が落ちないので、ミート率が上がることで、平均飛距離だけでなく、ラウンドでの一発の飛距離も上げることが可能になります。

そんな優れた『短尺ドライバー』について、今後に上級編もお届けする予定ですが、それまで待てない人は、 短尺ドライバー をご覧ください。

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ゴルフをもっと簡単にする研究家

テクニカル分析が得意な元プロスポーツ選手です。ゴルフ界の常識にとらわれずに、ゴルフをもっと簡単にプレー出来るように研究しています。

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