私は幼少期からのどが弱くて風邪をひきやすかった
のですが、はちみつを常用するようになってから
風邪で寝込むことがなくなりました。

そんなわけでご紹介させていただきたいのが
ここ数年はまっている「西村はちみつ」です。
西村はちつみつさんは兵庫県西宮市で
養蜂場を営みつつ、自家採集のはちみつを
約80年近く販売している老舗はちみつ店。
そんな貴重なお店の直営店が代々木上原にあるのです。

お店には、西村養蜂場で自家採集したはちみつから
各国からセレクトしたはちみつ、プロポリスなどが
ヨーロッパの薬屋さんみたいな感じでガラス棚に
整然と陳列されています。

入口に展示されているのは、実際にはちみつを
採集する際に使用されている貴重な巣箱と蜂の巣。

この巣箱をいったん置いたら、絶対には動かしてはいけないのだとか。なぜなら、ミツバチたちがこの巣箱の位置を正確に把握してからはちみつ採集に出かけるので、少しでも巣箱がずれていると、巣に戻れなくなるそう…。なんだか 働きばちさんたちってば、めちゃくちゃ律儀でかわいい！

ちなみに働きばちって、じつは全部メス。数年前に養命酒さんの雑学サイトで「女王ばちをめぐるみつばち組織の厳しいオキテ」について詳しく書きましたので、そのテキストの一部を転載しますね。
↓
「オスの仕事といえば、女王ばちがまき散らすフェロモンにつられて空中で交尾し、子孫を残すことぐらい。しかも交尾直後に絶命し、交尾できなかったオスたちも巣から追い出されてのたれ死にます。みつばちの組織に男女平等はないのです。オスばちは英語で「Drone」といい、ドローンの語源にもなっていますが、この言葉には「働かない居候」という意味もあるのだとか」

ー－そんなわけで私たちがいただいているはちみつは
すべてメスの日々の努力の結晶なのです。
なんだかいろいろ考えさせられますね。。。

さて、西村はちみつさんの中でも私のおすすめは
六甲山系の森林で自家採集した「森林のはちみつ」です。

今までいろいろなはちみつを試してきましたが
この「森林のはちみつ」を初めて口にした瞬間
「ええっ!!!」と目を見張りました。

それまでは癖がほとんどないクリアな甘みのイタリア産
有機アカシアのはちみつを常用していたため、
どーんと奥深い複雑な味わいの森林のはちみつに
舌がびっくりしたのです。ゴクンと飲み込むと
のどをふわーっと撫でながら滑り落ちていく
森林のはちみつの優しさに完全にノックアウト。

コーヒーやワインにもいえますが、
その土地で育った植物特有の滋味＝テロワールが
はちみつからしみじみ伝わってきます。
大げさでも何でもなく、ほんのひと匙で
心も身体ももっていかれます。

土地の滋味が生きている森林のはちみつは、
どんな食べ方をしても美味しいです。
私が好きなのは、ゴルゴンゾーラやカマンベールなど
チーズとのマリアージュ。はちみつの深い甘みと
チーズの発酵した旨味の絶妙な駆け引きがたまりません。

お店には西村養蜂場さんで実際にはちみつを採集している
様子をわかりやすく説明したボードも展示されています。

写真に写っているのは、店主の西村さんご本人。
西村はちみつ 代々木上原店は、店主の西村さんが
はちみつを知り尽くしたプロフェッショナルなので、
お話を伺うだけでもおもしろいですよ！

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西村はちみつ　代々木上原店
東京都渋谷区西原3-22-15
TEL 03-6407-9183
営業時間 11:00～19:00　土曜日・祝日 11:00～18:00
定休日　日曜日

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