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リノベした奥渋谷のカフェ「カラス」でいただく噂のブラックカレー【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

富ヶ谷交差点にあるカフェ&バー「CALLAS(カラス)」が、昨年リノベして、ちょっとマニアックな雰囲気のバーから、明るい感じのカフェにイメチェン。ご近所民として興味津々でランチにお邪魔しました。

富ヶ谷交差点の角にある一軒家カフェ&バー「カラス」
富ヶ谷交差点の角にある一軒家カフェ&バー「カラス」

店名の「カラス」とは、オペラ歌手のマリア・カラスへのリスペクトと烏のダブルミーニングだそう(偶然ながら、烏もマリア・カラスも大好きな私には奇跡のようなネーミング!) 
山手通りを挟んで対面には、以前紹介した本物のシロフクロウのいる「ShinyOwl(シャイニーアウル)」があり、はからずも先住のカラスとシロフクロウが向き合っている図式に(烏も白梟も 好きな生きものベスト5に入るので、個人的にはもうありがたい限りです)

「カラス」の場所はドラマや映画のロケ地でもよく使わわれる 山手通りと井の頭通りが交差する富ヶ谷交差点に面した立地
「カラス」の場所はドラマや映画のロケ地でもよく使わわれる 山手通りと井の頭通りが交差する富ヶ谷交差点に面した立地

以前はデビッド・リンチの『ツイン・ピークス』に出てくる妖しいバーをイメージした内装でしたが、リノベしたお店は木をふんだんに使ったナチュラルな雰囲気。オーナー夫妻の奥さまが内装デザインを手掛けられたそうで、バーカウンターはスタンリー・キューブリックの『シャイニング』の舞台になったホテルのバーのライティングを意識したのだとか。ツインピークスもシャイニングも大好きな映画なので、そんな話を聞くだけで みぞおちわくわく♪

日が暮れて暗くなるとシャイニング感が一層増すようです
日が暮れて暗くなるとシャイニング感が一層増すようです

オーダーしたのは「ブラックカレー」。真鶴にある知る人ぞ知るカレーとコーヒーの名店「あけび屋珈琲」の直伝ルーと、北海道産の希少な大ぶりホタテを使ったカラスの名物カレーです。真っ黒なカレーに一寸たじろぎますが、ひと口食べるとびっくりするほどフルーティ!

ブラックカレー(サラダとピクルス付 1400円税込)
ブラックカレー(サラダとピクルス付 1400円税込)

ルーの黒さの秘密は黒ゴマのよう。ゴマの奥深い旨味とマンゴーやバナナがたっぷり蕩けた甘さの後に、多彩なスパイスの風味がじわぁっと沁みてきて、食べ終わる頃には身体がぽかぽか。ホタテもプリップリで食べ応えがあり、かなり癖になるカレーでした。ほかにも南インドの伝統食「ドーサ」をそば粉や豆粉でヘルシーにアレンジしたクレープやスイーツ系メニューがあるので、またちょいちょいお邪魔したいと思います。

実は、このお店の魅力はこれだけではありません。階段をのぼって2階に上がると、さらに別世界が広がっているのです。。

2階はオーディオマニアのための秘密サロンのような雰囲気! 劇場などで使用される米国Aaltoの巨大スピーカーがどーんと置かれ、ターンテーブルにはアナログレコードが優雅に回り、クラシックやジャズがうっとりするような音質で響いています。

壁にはアートのようなバイオリン。実は、オーナーさんはバイオリン職人さん。お父さまの代からバイオリンを作っているそうで、シカゴで修行されたのだとか。

2階の一角にはバイオリンを作る工房が。私も子どもの頃に姉と一緒にバイオリンを習っていたので、久々に間近に見るバイオリンがとても懐かしく。。

富ヶ谷交差点のカフェ&バーの上でバイオリンが作られているんなんて、なかなか想像できなませんよね。
富ヶ谷交差点のカフェ&バーの上でバイオリンが作られているんなんて、なかなか想像できなませんよね。

以前は2階でライブやアート展などの催しを行っていたそうです(コロナ禍中は自粛)。またイベントができる日が一日も早く来ることを祈っています。

光も音も空間もとても心地よい「カラス」は、ぼーっとエスケープして過ごすのにぴったり。2FはTVや雑誌などの対談ロケにも時々利用されているそう。エントランスにはテラス席もあるので、犬連れの方にもおすすめかも。

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CALLAS / CAFE & BAR
reakfast, Lunch , Cafe, Dinner, Bar
営業:火水木金土曜 9時~20時(蔓延防止期間)
東京都渋谷区富ヶ谷2-45-21
TEL: 03 6883 4609

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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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