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まるで小津安二郎の映画タイトルの如く。代々木公園側のカフェ「小春日和TOKYO」【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

子どもの頃、「小春日和」とはてっきり春先のぽかぽかした日のことだと思い込んでいました。本当は 初冬なのに暖かな日のこと。日本語って ややこしやー。昨年、代々木公園駅のすぐ側に その「小春日和」を店名にしたカフェがオープンしました。

なんだか 津安二郎監督の映画『晩』と『秋日和』と『東京物語』が合体したみたいなネーミングですね。。いずれも原節子さんの代表作。小津ファンとしては、もうこの店名だけで勝手にロマンを感じてしまいます。

お店があるのは代々木公園に隣接する「代々木深町小公園」の間。澄んだブルーの外観が目を引きます。

店頭には無農薬やオーガニック、無化学肥料の食材や、ヴィーガンやグルテンフリーなど、体質に合わせて選べるスイーツがいろいろ。入口にはテイクアウトの品を待つ間に座れるチェアがあり、店の奥には2~4人掛けのほっと落ち着くテーブル席が。

オーダーしたのは、店頭のショーケースで一目ぼれしたマフィン。無農薬のレモンがトッピングされたグルテンフリーマフィンは、生地に練り込まれたポピーシードの粒々がアクセントに。グラノーラやナッツ、ドライフルーツ、ハーブがあしらわれたターコイズブルーの器も美しいですね。いろいろな食感や風味が愉しめる五感に優しい一皿でした。

レモンとポピーシードのマフィン(350円税込)、有機抹茶ラテ(650円税込)
レモンとポピーシードのマフィン(350円税込)、有機抹茶ラテ(650円税込)

有機抹茶とクリーミーなふわっふわミルクの有機抹茶ラテも、マフィンと同様に甘すぎず、ランチ後のデザートや午後のおやつに◎

ランチや日替わりメニューも魅力的だし、スイーツやドリンクはテイクアウトOKなので、代々木公園界隈のお散歩の際にぜひ。人気店なので土日は並ぶこともあり、平日がおすすめかも。

***
小春日和TOKYO
住所 渋谷区富ヶ谷1-8-3 志田ビル1F
TEL 03-5738-8218
URL https://koharubiyoritokyo.com/
営業時間・定休日はインスタグラムをご確認ください。

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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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