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料理の風味を一瞬で変える!魔法の白い粉の正体とは?【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

暑い時季は、あまりぐつぐつ煮込んだりせず、ぱぱっと手早く作れるシンプルな料理がいいですよね。そんな ぱぱっと料理がビシッとキマる魔法の調味料があるのをご存じですか?

はい、その正体はお塩です。
でも、ただのお塩ではありません。
そのお塩と出会ったのがここ、「umi to mori」。

代々木公園 西門の側にある「umi to mori」は、自然の恵み豊かな山口県の油谷湾からつくられる天然海塩にこだわった塩のライフスタイルコンセプトショップ。今夏でちょうどオープン一周年を迎えるそう。

地球上の万物は、海と森の恵みによって育まれたといわれていますが、その命の源泉が「塩」なんですよね。。

お店の中は、ギャラリーのような雰囲気。
8月末まで水族表現家 二木あいさん( @aifutaki )の写真展を開催中なので、貴重な海のいきものたちの写真を眺めながら海の塩を堪能できます。

umi to mori で扱っているのは、山口県油谷湾の海水を汲み上げてつくられるza you zen「四季の塩」。店内にも油谷湾の模型が。

油谷湾は、山から注ぐ2本の翁河川伝ってくる森のミネラルと海のミネラルが混ざり合う「汽水域」だそう。
油谷湾は、山から注ぐ2本の翁河川伝ってくる森のミネラルと海のミネラルが混ざり合う「汽水域」だそう。

生態系が異なる森から海へと流れ出るミネラルは、四季折々 変化します。それらが凝縮されたza you zen「四季の塩」は、同じ湾で採れたとは思えないほど味わいが異なります。

お店では油谷湾で採れたオリジナルのza you zen「四季の塩」をテイスティングできます。

四季の塩には、春=花、夏=風、秋=月、冬=雪という名前がつけられています。
四季の塩には、春=花、夏=風、秋=月、冬=雪という名前がつけられています。

実際に味わってみると、春はまろやか、夏はきりっとシャープ、秋は奥深く、冬はすっきり。同じ油谷湾でとれた塩なのに、春夏秋冬でこんなにも味わいが異なるのか!…と驚かされます。

水もワインもハチミツも、その土地の土壌や気候風土によってテロワールが変わりますが、塩にも四季折々のテロワールがあったとは!四季の塩を味わいながら、まるで貝に耳をあてるように、塩から潮騒を感じました。

お店では、四季の塩を使った軽食メニューがいただけます。こちらは、季節の塩スープ「トマトと玉ねぎの夏塩ミルクスープ」(506円税込)。シンプルな食材の旨味を引き出す夏塩のバランスが絶妙で、夏バテぎみの五臓六腑に優しくしみわたりました。

こちらは、夏塩のトウモロコシかき揚げ(363円税込)。トウモロコシの甘さときりっとした夏塩の相性が抜群。コバラが空いた時のおやつにぴったり。

ほかにも四季の塩ソフトクリームなどのスイーツや、四季の塩コーヒーなど、塩を使ったドリンクが楽しめます。

こちらは、油谷湾で採れる塩が結晶になった「Sea chips うみのかけら」。パッケージも素敵なので、お土産に購入しました。

サクサクした食感と、舌の上でじわっと融けるマイルドな塩のうまみを感じるSea chipsうみのかけらは、夏野菜や冷ややっこに数粒かけるだけで、びっくりするほど美味しくなります!

お店のスタッフの方に、「ひとつまみ入れるだけで味がキマりますよ」と教えていただいたけれど、想像以上のキマり方でした!ぜひお試しあれ。

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umi to mori
東京都渋谷区代々木5-67-1 ピア代々木5 1F
営業 火~日曜 10時~18時/月曜定休
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writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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