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秋の渋谷PARCOで楽しむART WEEK【東京都渋谷区】

Luna Subitowriter editor(東京都渋谷区)

渋谷PARCOで10/7から開催されているART WEEK。先週末に行ってきたのですが、エントランスにいきなりクセ強めのア―トがどーんと。

渋谷PARCOの入口にいきなりこの謎のいきものが鎮座している感じ、きらいじゃないです。
渋谷PARCOの入口にいきなりこの謎のいきものが鎮座している感じ、きらいじゃないです。

こちらは轟木麻左臣さんの「ピエロ」。館内で無料配布されている冊子によると、人が作品をみることと、作品が人に見られるという関係性の逆転を試みた作品のよう。

異論を承知のうえで、個人的に感じたのは、これはほホアキン・フェニックスが演じた『JOKER』の拡大解釈なのではないかと。
異論を承知のうえで、個人的に感じたのは、これはほホアキン・フェニックスが演じた『JOKER』の拡大解釈なのではないかと。

1Fの共用部には写真家 川谷光平さんの巨大な写真作品、1Fの吹抜けスペースにもsaeko、マナベレオ、senan、廣島新吉さんのダイナミックなアートフラッグが。

さらに、PARCOエントランスの反対側にある知る人ぞ知る裏側ウォールにもインパクトのあるアートが隠れていました。

まるで渋谷の街にあふれているグラフィティアートのようなこのアートウォールは、Exit Number Five の「HIGHER UPS-STOP THE CYCLE」。東京のアンダーグラウンドシーンに着想を得ているそう。

作品とは梅雨知らず、よくできたグラフィティアートとして見ていた人もいたかも。いい意味で、渋谷の街に恐ろしく融け込んだアートでした。
作品とは梅雨知らず、よくできたグラフィティアートとして見ていた人もいたかも。いい意味で、渋谷の街に恐ろしく融け込んだアートでした。

こちらはBobby Yamamotoのアートウォール「Walk You Through」。渋谷のカラフルな様相にインスパイアされた作品で、個々のカプセルは人を表しているのだとか。

渋谷PARCOからスペイン通りに抜ける小径に、こんなアートウォールがあるなんて、贅沢だなあ。
渋谷PARCOからスペイン通りに抜ける小径に、こんなアートウォールがあるなんて、贅沢だなあ。

変わって、こちらは渋谷PARCO 9階のエレベータホールにある大野力さんのアート作品。

エレベータが開いた瞬間、黒い人型に思わず「うわっ」と後ずさり。断片的な記憶の点と点をモチーフにした作品のようで、見る人それぞれの記憶が投影されるのかもしれません。
エレベータが開いた瞬間、黒い人型に思わず「うわっ」と後ずさり。断片的な記憶の点と点をモチーフにした作品のようで、見る人それぞれの記憶が投影されるのかもしれません。

渋谷PARCO館内のあちこちにあるアートは、残念ながら10/17までの展示だったようですが、渋谷PARCOでは他にも多様なアート企画を11月まで展開中です。

1Fエレベータの扉
1Fエレベータの扉

8F「ほぼ日」では、写真家・牛腸茂雄展を11/3まで開催中。4F「PARCO MUSEUM」では現代アーティスト ジュリアン・オピーの世界初のVR作品展を11/14まで開催中なので、こちらも楽しみたいですね。

SHIBUYA PARCO ART WEEK 2022の詳細はこちら

writer editor(東京都渋谷区)

奥渋在住20余年。旅、アート、インテリア、ウエルネス、映画、猫など多様なメディアに携わる文筆家。

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