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賄いから誕生した『排骨カレーチャーハン』が激ウマ!予約必須の町中華【緑町生駒】

町乃華菜子町中華愛好家
排骨カレーチャーハン

豚肉に衣をつけてカリっと揚げた排骨。中華料理店では白飯にのせた排骨飯や、ラーメンにトッピングした排骨麺は中華好きにはお馴染みメニュー。

錦糸町駅から徒歩13分ほどの東京都墨田区にある町中華、『緑町生駒』にはそれを越える看板メニューがある。それが『排骨カレーチャーハン』と呼ばれるカレーチャーハンにカレーと排骨がトッピングされた激ウマ創作料理。一見、わんぱくで重たい料理に見えるが、実際に食べてみると印象が変わる。

まず生駒のチャーハンを食べた印象は軽い。チャーハンの話題になると必ず出てくる、パラパラやしっとりの表現とはまた違う。ふっくらやふんわりと表現したくなる軽いチャーハン。

排骨カレーチャーハン¥1.050
排骨カレーチャーハン¥1.050

スパイスに漬け込んだ豚肉に衣をつけてカリっと揚げた排骨は人気メニュー。(他の料理にも550円でトッピングが可能)この排骨とカレーチャーハンのどちらにも合うサラサラとしたカレーが絶妙にマッチ。町中華の中華スープを使用したカレーが好きな町中華ファンも多い。チャーハン、カレー、排骨のどれを合わせて食べても美味しい。

生駒は親子二代で続く創業50年の町中華。『排骨カレーチャーハン』は元々は賄いから誕生したメニューで、働く従業員のためにスタミナがつくものを食べさせたいと初代の小池光雄さんが考案されたそう。それが今では昼時となると来店客の半数近くは注文している人気メニューに定着した。

もう一つの人気メニュー

麻婆カレー飯排骨のせ¥1.300
麻婆カレー飯排骨のせ¥1.300

二代目の秀弘さんが考案の『麻婆カレー飯排骨のせ』もランチのもう一つの人気メニュー。カレー味の麻婆豆腐はじんわり汗が噴き出るシビ辛。豆豉がたっぷり入ってコクがあり、トマトが爽やかですっきりとした麻婆カレーが排骨と合う。辛いものが好きな方や、ボリュームが欲しい方にはこちらもおすすめ。

夜は創作料理で乾杯

皿しゅうまい¥1.050
皿しゅうまい¥1.050

夜の営業はランチとメニューが変わり、お酒が進む創作料理が楽しめる。定番メニューから季節に合わせお店おすすめのイレギュラーメニューまで豊富。肉汁が溢れ出すプリプリの餡がたまらない生駒オリジナル『皿しゅうまい』は、テーブルを囲んで中華飲みの夜の人気メニュー。夜は店自慢の創作料理をシェアして乾杯といきたいところだ。

牡蠣の春巻き¥450(一本)
牡蠣の春巻き¥450(一本)

牡蠣が丸ごと入った春巻き。牡蠣を使った料理が夜限定イレギュラーメニューではよく登場する。牡蠣入り麻婆豆腐や餃子も美味しい。町中華とは呼べないようなオリジナル料理や本格中華料理が、リーズナブルに楽しめるのがこちらのお店の最大の特徴だと言える。

名古屋でお馴染みの味が食べられる

皿パンチ¥900
皿パンチ¥900

『皿パンチ』は夜限定。名古屋の名店、人生餃子の看板メニュー「皿台湾」を大将から直々に伝授。生駒流にレシピをアレンジしたもので、お墨付きをもらっている。東京で名古屋のソウルフードが堪能できるのも嬉しい。

人生餃子の皿台湾についての記事はこちら

2023年リニューアルオープン

移転先の新店舗
移転先の新店舗

2023年3月1日に墨田区緑四丁目にリニューアルオープン。以前の場所から徒歩で数分の所へ移転した。店内はゆったりと広く席数も増えた。夜は満席のことがあるため予約必須の町中華だ。

ランチで『排骨カレーチャーハン』をいただくのも手軽で満足度が高いが、夜にお店自慢の創作料理をお酒といただくのを特におすすめしたい。

町中華愛好家

町中華や中華メニューを扱う食堂での食事を楽しむ事に生きがいを感じた体験記。東京近郊の人気店から、常連客だけが通う隠れた名店を巡る。味わいのある町中華体験を求めて街歩きをする日々。日本の食文化である日式中華の町中華の魅力を伝えて行きたい。

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