【西宮市】小学生の作品で西宮市の自然や環境が楽しく分かる展示会開催!2月20日(日)まで!
主に小学生の子どもたちの作品を通して、自然や環境の角度から西宮市をより深く知ることができる「EWC環境パネル展」に行ってきました。西宮市立市民ギャラリー2・3階の展示室で開催されています。中央図書館の建物です。
生き物・自然・資源・ごみやリサイクルなどの環境や街のこと、平和・福祉・国際・防災・SDGsなどをテーマに小学生や地域の活動に関わる大人から寄せられた作品が展示されています。
テーマだけ見るとちょっと固く真面目そうな展示会と思いがちですが、一昨年子どもが出展したこともあり見に行って、とても面白かったので今年はレポートしてみました。
何が面白いかと言うと、私が住んでいる場所以外のよく知らない地域のことを住んでいる人(子どもたち)が絵画や展示物で教えてくれるから。甲子園浜の生き物や、西宮市各地で見つけたせみ、夙川の生き物、夙川の鳥など、なかにはリアルに紙粘土で形にし、詳細をまとめている大きな展示物もあり、びっくりします。
「西宮の小学生、凄い!」のですが、ただ「凄いね、頑張って作ったんだね!」という気持ち以上に、各作品の内容のレベルが高く、見ていて純粋に楽しいんです。
子どもならではの、ピュアでかわいい視点も作品内に散らばっている点もポイントだと思います。ちなみに私個人としては環境に対する意識は特に高い方ではないです。
地域を問わない展示物もたくさんあります。なかには今回の作品展で大人気のテーマだったというSDGsなど世界的な大きなテーマのものも。SDGs17の目標それぞれについて冊子にしてまとめた作品もありました。分かりづらいSDGsや環境問題も、子どもたちの作品を通してすっと頭に入ってきます。
「地球にやさしいで賞」という市長賞をはじめ、5つの共催団体から賞が贈られた作品は、特に素晴らしい出来なのですが、それ以外の作品も個性豊かに西宮や環境について表現されているので、賞を選ぶのは大変だったと想像します。ポスター「偽りのいいね」なんて、キャッチ―だし痛い所を突いていると関心しました。
西宮市から231もの作品が集まったそうです。
作品以外でもとても面白かったのは、EWC30周年特別展示の1つ、、「こんなのあったらいいのにな!みんなが喜ぶ『エコ発明』」のコーナー。子どもたちから寄せられた発明品が学年ごとに展示されています。動物と話せる機械や油を使わずじゃがいもを丸ごと入れるだけでポテチが作れる鍋など、低学年のものはかわいい!6年生の作品には「お母さんの怒りをしずめる機械」とその理由が書かれたものがあり、思わず笑ってしまいました。
その他EWCのキャラクターを考えよう!というコーナーには、子どもたちのアイデアがずらりと並んでいて圧巻でした。子どもの想像力って凄いです。見ていて飽きない!
大人の皆さんも、各地域のエコ活動を分かりやすくまとめて展示。パネルのクイズで遊べるスペースや、うなぎやめだかなどのリアルな生き物もいました。
作品展というと自分の子どもや知り合いの作品を見に行くことが多いかもしれませんが、「EWC環境パネル展」は、西宮を楽しくもっと知り、そして好きになる展示会。西宮市在住の方、是非お散歩がてら行ってみてください。新しい発見があると思います。
【EWC環境パネル展】
住所:西宮市川添町15-26 西宮市立市民ギャラリー2・3階展示室
TEL:0798-67-4520(西宮市環境学習サポートセンター《WEC事業担当》)
開催期間:2022年2月9日~2022年2月20日まで
開催時間:10時~17時(20日は~16時)
アクセス:阪神香枦園駅から南へ徒歩6分、または阪急夙川駅から南へ徒歩17分