今回は、鳴尾浜臨海公園内の海づり広場で、８月４日（木）11時～行われたイベントの様子をご紹介します。

”キジハタ”という魚を知っていますか？

関西では、あこうとも呼ばれるそうですが、

「冬のふぐ、夏のあこう」と言われるくらい、夏が旬の高級魚です。

白身の魚で、お刺身や煮つけ、中華風の蒸し物にするととっても美味しいそうで、30センチくらいの成魚は1万円で取引されるものもあるとのこと。

そんな高級魚の稚魚たち400匹が、子どもたちの手によって鳴尾浜に放たれました！

稚魚はみんな雌なのに、大人になると雄になるそうです。

暑い中、ざっと30人くらいのお子さんたちが列をなし、順番がきたら、渡される水入りのバケツと網で、水槽の中のキジハタをすくいます。

簡単な金魚すくいみたい！

そしてバケツを持って、海へ続く流し場（？）へ！

魚の滑り台みたいなところへそっと魚を放つと、コロコロと滑り降りながら海に到着、すぐに見えなくなっていきます。

実は今回の稚魚は、昨年6月に大阪港栽培漁業センターで孵化されました。大阪からようこそ西宮へやってきてくれました！

成魚になるまでに3～4年かかりますが、あまり遠方へ行かず岩場にいるそうなので、西宮の釣り人の皆さん、高級魚キジハタが釣れるかもしれないですね。

暑かったですが、魚すくいを楽しむ子どもたちと、元気に海へ泳ぎだす稚魚たちに癒されました。

このイベントは、コロナのためここ数年は中止だったそうですが、毎年開催されるようなので、ご興味ある方はぜひ、来年参加してみてください。海づり公園では、釣り人をしたことがないという人でも楽しく参加できるイベントが時々開催されています。鳴尾浜臨海公園のイベントカレンダーをチェックしてみてくださいね。

【キジハタの稚魚を放流しよう（イベント）】

場所：鳴尾浜臨海公園　海づり公園

TEL：0798-48-9386（鳴尾浜臨海公園）

鳴尾浜臨海公園HP