【西宮市】まさかの斬新な組み合わせ!ハーブ香る餡、バター入りいちごのお餅
今回はJR西宮駅近くの台湾、香港、中華菓子の専門店「雪月菓」をご紹介します。
本場の味を追求したものではなく、日本人の口に合うようにアレンジしたオリジナルのお菓子を店内で手作りし、販売されています。
内装は洗練されたアジアの外国!現地の人が行く台湾のお店がイメージだとか。
うなぎの寝床のような細長いお店の奥に商品のショーケースがあります。
2021年1月のオープン時は、杏仁豆腐がメイン商品だったそうですが、季節によってラインナップも変えつつ、今では様々な商品が!
日本語で名前がないような台湾の食材も使いながら、中華圏で使用されるラードの代わりに四つ葉バターを使い、日本人に馴染みのある味に近づけています。
一人でお店を切り盛りしているオーナーでパティシエの吉田昭さん。実は、元中華料理店のコックさん。三宮の有名な香港料理の厨房で中国人の同僚に囲まれて仕事をしていたそうです。お菓子作りが好きだったことと、中華料理で丁寧にデザートやお菓子を作っているお店がないと感じ、ご自身でオープンすることにしたのだとか。
台湾人の先生に台湾茶を学んだ経験もあり、お店の商品に合う台湾茶も約20種類販売されています。
日本では珍しい台湾のクッキーも約12種類もすべて店内で手作り。
今回は、吉田さんおすすめの「いちごの台湾もち」を実食してみました!
甘いお餅なのに、パクチーと一緒に一緒に食べるという不思議なスイーツ。特大の甘いいちごと餡だけのお餅ではないんです。四つ葉バターの固まりとピーナッツも入っています。お餅の食感が日本のお餅と全く違うことに驚きます。ビヨンと伸びる感じではなく、モチモチ!
ハーブの爽やかさが餡やバター、ピーナッツの香ばしさとあいまって、これまで食べたことのない不思議なおいしさのスイーツでした。甘いけどさっぱりしていて、味だけではなく香りでも楽しめるのがユニーク。
オーナーの吉田さんは、デザートのコンクールで3位に入賞したこともあるそうで、こだわりと創造力がすごいんです。「いちごの台湾もち」もお餅をミルクで練った台湾のお餅と、タロイモアイスをクレープで包んだもうひとつの台湾デザートを掛け合わせ、オリジナリティを加えたとのこと。
「雪月菓」のお菓子に合う「しくもコーヒー」のインド「ニルヴァーナ」ドリップコーヒーも近日中に販売開始。どこかほっとする落ち着く雰囲気のお店です。
住所:兵庫県西宮市松原町5-24 1階
TEL:0798‐55‐6200
営業時間:10時~19時(日曜10時~17時)
定休日:月、火曜
アクセス:JR「西宮駅」徒歩約3分