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【進化するランニングシューズ】「adidas BOSTON10」

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|本当に同じシリーズ?

 厚底シューズがランニング界を席巻してますが、特徴としては足をアスファルトからの受ける衝撃を守るクッション性とそれに伴いカーボンなどのプレートを入れて反発力を高めるシューズが増えています。adidasもadiosproなどで厚底でカーボンを内蔵させてシューズを発売しました。そして「BOSTON10」も厚底にリニューアルしました。しかし、今までの「BOSTON」とは大きく様変わりしたのでこちらを紹介します。

BOSTON10
BOSTON10

|薄底シューズから厚底シューズ

 大きく様変わりした「BOSTON10」、前作の「9」はソールの厚みが最大21.5mmが「10」は39.8mmと大幅に厚底に生まれ変わりました。ミッドソールもBOOSTが完全になくなり、今までの「BOSTON」の面影はありません。

右が10、左8
右が10、左8

|反発性素材も内臓

 反発性を高めるためadiosproなどで使用されているカーボン製のエナジーロッドを「BOSTON」には素材をグラスファイバーにして反発性と屈曲性を兼ね備えたシューズに変わりました。

右が10、左8
右が10、左8

|アウトソールも大改良

 エナジーロッドを内蔵させたことにより飛躍的に推進力が上がった「BOSTON10」。それに伴い設置を大きく変更し、前への踏み込みがしやすくなるアウトソールになっています。

 「BOSTON」というシリーズではありますが、進化のスピードが速すぎて、反発性とクッション性を高めたシューズに変身しています。走ると大きな反発感はありませんが、ストライドはかなり伸び、知らずにタイムが上がります。是非体感して欲しいシューズです。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

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