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駅伝選手の【勝負アイテム】サングラス、スマートウォッチを着用するのか?

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|ハーフタイツなど徐々に浸透!

 駅伝シーズンに入り、選手たちはどのようなアイテムを着用し走っているのか?シューズでは、ここ数年Nikeなどのカーボン内蔵シューズが席巻しています。今回の全日本大学駅伝も97%を超える選手が履くほど、浸透してきました。シューズ以外にも変化はあるのか?ウエアやアイテムにも注目し調査しました。

|キャップの着用率は12%

 駅伝選手のスピードは時速20kmを超えて走ります。市民ランナーであればキャップは日差しよけ、頭の熱を下げるなど効果的なので着用をしますが、20kmを超えれば、風の抵抗なのでキャップは飛ばされてしまいます。にも拘らず、全体の12%が着用。キャップの進化によりリスクを減らすためや視界が狭まり集中するために被るなどで使用率が上がっているのでは、今後に注目です。

|ハーフタイツの着用率は20%

 トップ選手のほとんどが5年前はランパン(ランニング用短パン)オンリーでしたが、徐々に着用率が近年上がっているのがハーフタイツです。そのブランドは、2XU、CW-Xに加え各シューズブランドを履く選手も増え、今回は20%超えるほどでした。筋肉のブレや疲労の軽減など進歩が著しいタイツ今後も注目です。

|サングラスの着用率は25%

 日差しの影響や集中力を高めるためにサングラスを着用します。全体的には25%の選手がかけていました。その他眼鏡を着用した選手もいるので(5名)、もし紫外線対策が施されているのであればプラスされるでしょう。更に眩しさを弱めるためアメリカンフットボール選手が目の下に黒く塗る(シール)選手が1名いる程、日差し対策が徹底されつつあります。

|スマートウォッチは8割強、その中でもGARMINがシェア独占

 ランニングウォッチと言えばスタートストップ程度のシンプルなものか、そもそもつけずに走るケースがほとんど、今回は8割を超える選手がスマートウォッチを残りの2割弱は時計をしないで走るなど大きく分かれました。そのスマートウォッチの中でもGARMIN「Foreathlete」が見る限り(丸い画面やボタン操作と バンドの形状など)、スマートウォッチの中ではシェアを独占していました。

 駅伝を見る限り、シューズの進化に伴い、アイテムの進化と着用率が伸びているのが印象的であり今後も注目です。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

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