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大学駅伝【ランニングシューズ】男子は3ブランド、女子はバリエーション豊富!

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|男女で異なるシューズの違い

 富士山・箱根と年末年始は大学駅伝が大盛り上がり、今回は、男女でシューズの違い、傾向を紹介します。

|骨格の違い?

 概ね、男性は関節が深く、可動域は狭く、筋力が強い。一方女性は、骨盤は男性よりも広く、股関節が浅く、関節も柔らかく可動域が広いが、筋力は弱い傾向にあります。身体は安定しやすい男性と、不安定になりがちな女性、この骨格や筋力の違いもシューズ選びに影響があるのではないでしょうか?

|個性豊かな女性駅伝

 関節や筋力の影響もあり、富士山女子駅伝ではNike6割を占めるものの、アシックスでは厚底の「メタスピード」と、薄底の「ソーティーマジック」と二分する結果に、アディダスは「adiospro」「TAKUMI SEN」。更にMIZUNO「wave Duel Neo」「リベリオン」・ニューバランス「Fuelcell」「HANZOU」・HOKAONEONE「ロケットX」・Brooks「ハイペリオンテンポ」・サッカニー「エンドルフィンプロ」など、個性豊かで厚底、薄底などに限らない傾向に、このあたり、全選手にアンケートを取りたいところです。(速さ、クッション性、バランス・感覚・故障予防など)

|Nikeを筆頭に3ブランドに集約された男子駅伝

 男性は関節が深く、筋力が強い。女性に比べれば体幹を安定させやすい、その傾向もあるのか、箱根駅伝では、Nike「アルファフライ」「ヴェイパーフライ」、アシックス「メタスピードスカイ」、アディダスは「adiospro2」「TAKUMI SEN8」とこの3ブランドと、この5つのシューズで98%を占め、女性と大きく異なる結果になりました。

 今回は異なる結果になりましたが、故障に繋がらないシューズの機能を生かす練習など、進化していくと、バリエーションが増える傾向になるか?逆に絞られるのか?今後の動向に注目です。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

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