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【試走】HOKA!新作ランニングシューズ2足。履き心地や走り心地を体感してみた!

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|前作と比較して走ってみました。

 3月に発売した。「HOKA」スピード系シューズ「CARBON X3」「MACHSUPERSONIC」を履いた感想と、前作とのフィット感や走行感を比較してみました。

左からCARBON X3、X2、MACHSUPERSONIC、MACH4
左からCARBON X3、X2、MACHSUPERSONIC、MACH4

|アッパニットでフィット感アップ。

 「CARBON X3」は、足を覆い包むようなフィット感のエンジニアードニットに変更しています。前作の「CARBON X2」はエンジニアードメッシュで、比較すると足先の横幅(足囲)が少しタイトで違和感を感じますが、今作はニットの柔軟性でフィット感を向上させています。一方で、シュータンも一体化しているので、靴ベラが必要なほどタイトは履き口です。逆に履いてしまえばストレスが無く、カーボンのしなりとミッドソールがはみ出し安定感がある構造は、加速とバランスの良さを兼ね備えています。

CARBON X3
CARBON X3

|踵付近から反りあがり前の推進力が更にアップ!

 「MACH SUPERSONIC」は、履きやすくするために踵周辺にフックような構造になっています。これで無理なく履きやすく改善されています。履くと踵に体重がかかるようにつま先が反りあがります。従って自然と前足方向に体重がシフトしやすくなります。「CARBON X」がカーボンのしなりを生かして中足部から前に進む作りなっているのと違って、「MACH SUPERSONIC」は、踵から一気に前に勢いをつけてくれるシューズに仕上がっています。

MACHSUPERSONIC
MACHSUPERSONIC

|シューズと共に走り方も重要。

 両シューズともアップデートしつつ、それぞれの特徴のあるシューズに、一方で、ハムストリング(太腿の裏側)と大腰筋の連動で脚を巻き込むようなホイールの様な動きが出来ないと、シューズを生かしきれません。スピードを維持しやすいシューズですが、履くだけで速くなるわけではないのでトレーニング(坂道トレーニング、筋力トレーニングやランニングドリルなど)も欠かさず行ってください。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

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