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アシックス【最速対決!ランニングシューズ】ストライドvsピッチ!

牧野仁マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

|メタスピードスカイ+vsメタスピードエッジ+

 アシックス最速シューズ!「メタスピード+」。ストライドの「メタスピードスカイ+」、ピッチの「メタスピードエッジ+」。実走した感想をお伝えします。

左がエッジ+、右がスカイ+
左がエッジ+、右がスカイ+

|反発感か?ライド感か?

 先ずは、履いてスタートするとJog程度のつもりでも、タイムは勝手に上がってしまいます。軽くアクセルを踏んだだけでもスピードが勝手に出るのは驚きのシューズですが、それぞれ特徴が違っていました。「メタスピードスカイ+」はバウンドするのような反発感、「メタスピードエッジ+」は下り坂の様に前に転がるライド感で、デザインは同じでも中身は全く違うシューズです。

左がエッジ+、右がスカイ+
左がエッジ+、右がスカイ+

|足の抜け感!

 接地位置が個人的には拇指球でバネの様に跳ね続けるのが「メタスピードスカイ+」。拇指球から拇指までタイヤの様に抜ける感覚があるのが「メタスピードエッジ+」。スカイは、縄跳びやバウンディングなどリズムを保って跳ねるトレーニングがより必要になります。エッジ+の方がより前傾姿勢の様に前に体重を掛け、上下動を抑える更に股関節が廻し続ける必要があります。ランジなどのトレーニングでピッチが続く脚作りも必要です。両者ともしっかりとしたアップが必要です。

左がエッジ+、右がスカイ+
左がエッジ+、右がスカイ+

|接地面の幅も異なる!

 接地感が異なる両者、接地面の拇指球の位置も「メタスピードスカイ+」の方が若干広く、接地して跳ねるにはありがたい構成です。上に跳ねないような身体づくりも必要です。両者ともシューズに任せて走れます。無理して蹴ったり、回転数を上げる必要が無いので、スピードを出す際も力まない走りを普段から心がけることが必要と感じました。このシューズの能力をもっと引き出すためにも日々のトレーニングを怠らないことが必須ですね。

Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
 有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野

マラソン完走請負人/ランニングトレーナー

楽に、楽しくを走るをモットーに、2006年Japanマラソンクラブを立ち上げ、旅RUNなどをプロデュース、NHKBS「ラン×スマ」などテレビ出演や著書「楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)」著書多数

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