｜未来のスターが登場

　全国高校駅伝は、いよいよ午前中は女子、午後から男子と駅伝ファンにはたまらない一日。見所は、優勝争いだけでなく、高校野球の様に、未来のスターをチェックする大会でもあります。今回は男子編を紹介します。

｜有力校は？

　年々レベルが上がる全国高校駅伝男子、ここ数年優勝タイムは2時間1分台（42.195km）。大会記録の2時間1分18秒を更新が期待される今大会。その記録を持ち、昨年の大会では大会記録に3秒に迫るタイムで優勝した世羅（広島）。今大会、最大の注目選手。吉岡選手率いる佐久長聖（長野）。4年ぶり奪還を目指す倉敷（岡山）。更に20年ぶりの王座を狙う、西脇工（兵庫）。昨年2位の洛南（京都）。箱根駅伝に多くの選手を輩出する東北から仙台育英（宮城）、学法石川（福島）など注目。

｜関東勢も注目

　関東勢の入賞にも注目。東農大二（群馬）、埼玉栄（埼玉）、八千代松陰（千葉）の三校が上位に食い込むかに期待。そして東京と神奈川は初出場校の城西大城西（東京）と川崎市橘（神奈川）。特に城西大城西（東京）は短距離では全国トップクラス。その勢いを中長距離で爆発して欲しい。

｜県最高順位を狙う学校にも注目

　全国高校駅伝の見方として、県最高順位を目指す学校も少なくない、昨年最高順位21位に食い込んだ、北山（沖縄）さらに上を目指してほしい、更に学校最高順位を目指す学校などもあり、様々な角度で推しの学校を応援するのも楽しいでしょう。

｜未来のスターは誰だ？

　雑誌の表紙にも飾った。次世代のエース。吉岡大翔（ヒロト）選手（佐久長聖）、既に順天堂大学に内定。今年の駒澤大学に入学しスーパールーキーとして活躍している佐藤圭太選手（洛南）を凌ぐ勢い、U20日本選手権5000mを制し、5000m高校記録を8秒以上更新する13分22秒99をマーク。その他の注目選手は高校歴代6位の13分37秒46をマークした長嶋幸宝（ソナタ）選手（西脇工）。南坂柚太（ユタ）選手（倉敷）が優勝争いのカギを握る。激戦の1区は綾一輝選手（八千代松陰）、田中純選手（城西大城西）、大湊柊翔（シュウト）選手（学法石川）など区間賞候補もチェック。更に岡田開成選手（洛南）など2年生勢にも注目です。

　そして3区の留学生が走る区間では、5000mインターハイ1位のダニエル・ディリツ選手（大分東明)、優勝のカギを握るインターハイ2位の イマヌエル・キプチルチル選手（倉敷）の走りに期待。

　見所豊富な全国高校駅伝男子。スタートは12月25日（日）12時30分。京都・たけびしスタジアム京都（西京極競技場）。