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Ankerのプロジェクター「Nebula Solar」と「Vega Portable」を徹底比較!

マクリンガジェットブロガー

家ではホームプロジェクター、外ではモバイルプロジェクターが欠かせないマクリンです。

プロジェクターは、1台でスピーカー・プレゼン・動画・TV視聴と幅広く使え、まさにライフチェンジャーともいえるアイテム。

ですが、どれを選べばいいか迷いませんか?

性能にこだわりすぎると、4K対応モデルなど20万円を超えるモデルもザラにあります。

価格も性能もちょうどいいのがフルHD対応モデルです。

コスパに定評あるAnkerより、フルHD対応のモバイルプロジェクター「Nebula Vega Portable」とホームプロジェクター「Nebula Solar」が同時リリースされました。

(左)Nebula Vega Portable /(右)Nebula Solar
(左)Nebula Vega Portable /(右)Nebula Solar

両方ともお借りして比較する機会に恵まれたので、本記事ではスペック・性能面から比較していきます。

<ご貸与品>
本記事はメーカー様から商品を貸与いただき作成しています。

スペック比較

Nebula Vega PortableとNebula Solarのスペック
Nebula Vega PortableとNebula Solarのスペック

まず大きな違いが、Nebula Solarがバッテリー非搭載のホームプロジェクター、Nebula Vega Portableがバッテリー内蔵のモバイルプロジェクターである点。

コンセントのない場所でも投影したい場合、Nebula Vega Portableを選ぶことになります。

後述しますが、Nebula Vega PortableはPD対応USB-Cの給電に対応しているため、モバイルバッテリーによる駆動も可能です。

明るさはSolarの400ANSIルーメンに対し、Vega Portableは500ANSIルーメンです。

あとスピーカー出力もSolarが6W、Vega Portableが8Wであり、価格が高い分、Vega Portableのほうが少しがんばっています。

とはいえ、オーディオ出力の差はほぼ感じませんでした。

予算に少し余裕があってモバイル用途でも使いたい人はVega Portable、あくまで屋内使用だけでいいという人はSolarを選ぶのがいいのではないでしょうか。

外観比較

ホームプロジェクターのNebula Solarはホワイト。ベーシックで清潔感ある仕上がりです。

モバイルプロジェクターのNebula Vega Portableはブラック。ソリッドで武骨な印象を受けます。

サイズはどちらも約192 x 192mmで、横幅ふくめA4サイズに充分おさまります。

背面には共通でフリップスタンドを内蔵し、三脚を使わずとも最大13度までであれば、こちらで調節可能です。

三脚穴ももちろん付いているので、汎用品の三脚を装着できます。

異なる点として、Nebula SolarがDCポートに対し、Nebula Vega PortableはPD対応USB-Cポートであり、付属充電器以外に60W以上のPD対応モバイルバッテリーを使っての充電もできます。

付属ケーブルはやや短いのが難点ですが、60W以上のPD対応ケーブルであれば替えが効くので、気になる方は代用ケーブルの購入をおすすめします。

双方ともオートフォーカスならびに台形自動補正(タテ自動・ヨコ手動)を搭載し、台形ゆがみやピントずれをすぐに検知して円滑に修正してくれます。

プロジェクターの明るさ比較

Anker Nebula Solarは、明るさ最大400ANSIルーメン、解像度はフルHDです。

一方Nebula Vega Portableは500ANSIルーメン、解像度は同じくフルHDです。

いずれも真っ昼間からの投影は正直厳しく、冬は16時くらい、夏場は18時くらいからの投影が現実的です。

両者を上下で並べてみると、下のNebula Vega Portableのほうが若干明るいことが分かります。

(上)Nebula Solar /(下)Nebula Vega Portable
(上)Nebula Solar /(下)Nebula Vega Portable

実際に観てみると、100ANSIルーメンの差は小さいものの、よりくっきり観たい人はNebula Vega Portableのほうが適しているでしょう。

プロジェクターの映像設定は意外と簡素で、色温度が「ノーマル・寒色・暖色」の3種類から選べるのみです。

共通でAndroid TV 9.0を搭載

両機ともAndroid TV 9.0を搭載し、タブレットライクなUIで直感的に操作できます。

アプリストアもAndroid純正の「Google Play」なので、5,000以上のAndroidアプリをそのまま楽しむことができます。

YouTubeやAmazonプライムビデオ、Spotify、Hulu、TVer、DAZN、Paravi、ABEMA、GYAO!など、主要なアプリは何でもござれ。

また「torne mobile」や「DiXiM Play」といったアプリでネットワーク接続された機器(レコーダー・nasne)につなげ、TV番組視聴も可能です。

フルHDの表現力は高く、水面のゆらぎやきらめき、木々や草の緑の微妙なちがいもしっかり出せていました。

Nebula SolarとNebula Vega Portableの比較まとめ

本記事ではNebula SolarとNebula Vega Portableを比較レビューしました。

両者の大きな差異は、充電ポートとバッテリー内蔵有無で、この2点にこだわる人はNebula Vega Portable、それらより価格を優先する人はNebula Solarになるでしょう。

いずれも垂直の台形自動補正にオートフォーカス、Android TV 9.0搭載など、実用性とエンタメ性を両立している名機です。

デビュー機にも本命機にもなり得る絶妙なスペックを押さえています。

どうも、マクリンでした。

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