【マンガ】親からのジェンダーハラスメント。「当たり前じゃないと気づいて」体験談を寄せた思いとは。
Instagramを通じ、フォロワーさんの体験談を漫画化する活動を始めて早1年。
子育て世代の方に伝えてほしいと、自身の体験談を寄せてくれる方が増えてきました。
今回お話をして下さった方も、
「『女だから、男だからこうでなければいけない』という考え方は令和の今でも根強い。当事者にはそれを当たり前だと思わないでほしい。この体験談が意識を変えるきっかけになれば」
という思いで体験談を寄せてくれました。
多くの方に問いかける内容となっています。
ぜひ目を通して頂けたら幸いです。
子どもへのジェンダーハラスメント第1話
身近に潜むジェンダーハラスメントの例
今回、ジェンダーハラスメントについてどんな時に感じるかをInstagramを通じて質問してみました。
多かったのは親戚一同が集まる法事。
「法事は女性が全てお茶やお菓子、ご飯を台所にこもって用意します。食べるのも台所です。まだこんなことする家ってある?!と毎回びっくりしました。」
また妊娠報告でも…
「義実家で1人目が男の子だと発覚した時はバンザイしてました」
PTA関係では
「PTA会長は歴代男性です。依頼のお手紙を封筒で頂いたのですが、その際『ご主人宛ですので開けずに渡してください』と言われました。言葉では言い表しにくいのですが、なんとなく男尊女卑的な感覚がしました。」
地域によっては
「田舎の古い武家屋敷のような立派な家だと、男の人が入る専用の玄関、女性が入る勝手口のような玄関がありました」
などなど。
地域の集まり、祖父母の家に行った時など、多くの方が今なおこうした男女差別を感じると教えてくれました。
「女だから・男だから」は当たり前じゃない
今回の体験談を寄せてくださったHさんは、
今の時代も「男だから・女だから」と言われている子や親御さんは一度立ち止まって考えてほしい。性別によって格差が生まれるのは当たり前のことでないはず。
そう話してくれたHさんは今後、男女の教育格差をなくすためのボランティア活動を検討されているそうです。
今回の体験談を通じ、身近なジェンダーハラスメントを考えるきっかけになりましたら幸いです。
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【過去に漫画化した作品】
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●「生理の貧困」を知っていますか?(全3話)
等
今後も寄せられた貴重なの体験談を漫画化し、子育て中のママ達と情報共有できたらいいなと思っています。