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すぐ落ちるのはつっぱり棒のせいじゃない!つっぱり棒マスターが教える「つっぱり棒のNG行為」3選

マミプロ主婦®・元家政婦

壁をキズづけず簡単に設置できるつっぱり棒は、収納の便利アイテムですよね。しかも、100均でも手軽に購入できます。でも、「すぐに落ちるし思ったようには使えない」なんて思っていませんか?つっぱり棒は、正しく設置して耐荷重を守れば、簡単には落ちません!今回は、プロ主婦兼つっぱり棒マスターである筆者が、つっぱり棒のNG行為をご紹介します。

バネ式つっぱり棒を「短い状態から伸ばして設置する」のはNG

短い状態からくるくる伸ばしてつけるのはNG
短い状態からくるくる伸ばしてつけるのはNG

100均などでも販売されている、バネ式のつっぱり棒は簡単に使えますよね。そのつっぱり棒を設置する際、短い状態からくるくる伸ばしながら取りつけていませんか?それ、実はNG行為です。バネ式つっぱり棒は、バネを圧縮し、それが壁に反発する力を利用して壁につっぱるしくみです。短い状態から伸ばしていくと、バネの反発力がちゃんと発揮できません。

数センチ長めにしてから押し込むようにしてつける
数センチ長めにしてから押し込むようにしてつける

取りつけたい場所よりも数センチ長くしたつっぱり棒を、縮めながら押し込むようにしてつけるのが正しい方法です。こうすればバネの力が発揮でき、簡単に落ちることはありません。

壁とつっぱり棒の間に何かを挟むのはNG

耐震ジェルを挟む裏技もありました
耐震ジェルを挟む裏技もありました

つっぱり棒が落ちないように、すべり止めグッズを壁とつっぱり棒の間に挟む人もいますよね。「耐震ジェルを挟むのがいい」などの裏技もありました。手軽だし、とてもいい方法のように感じるかもしれませんが、実はこれもNG行為です。つっぱり棒は、バネの力だけでなく、壁とつっぱり棒の間の摩擦力も使って固定されています。間に何かを挟むことにより、逆に摩擦力を落として落ちやすくなってしまうことも。何も挟まず設置するのが正解ですよ。

ギリギリの長さで使うのはNG

余裕を持った長さを選ぼう
余裕を持った長さを選ぼう

つっぱり棒のサイズは、30cm~60cm、50~70cmなど、長さが細かく分かれていますよね。たとえば、取り付けたい場所が60cmだった場合、どちらを使うか迷うところです。「60cmの場所だからギリギリ60cmの長さでいいかな?」と思うかもしれません。しかし、長く伸ばすとその分「たわみ」が発生しやすく、耐荷重も低くなってしまいます。また、長く伸ばしてから押し込んでつけることもできませんよね。しっかり設置するためには、長さに余裕のあるつっぱり棒を使った方がいいですよ。ギリギリの長さで使うのはNGです。

「正しい使いかた」でつっぱり棒を落とさない!

「つっぱり棒がすぐ落ちる」と感じる場合、設置方法が間違っていることが多いものです。今回ご紹介したNG行為をふまえたうえで耐荷重を守れば、そう簡単に落ちません。さらに強度を求めるなら、耐荷重の高いジャッキ式のつっぱり棒もありますよ。つっぱり棒を正しく使って、すぐ落ちる悩みを解消しましょう。

くつ箱にもつっぱり棒
くつ箱にもつっぱり棒

つっぱり棒の活用アイデアについては、私のサイトの記事「つっぱり棒マスターがやっているつっぱり棒活用方法10選!正しいつけかたも」で詳しくご紹介しています。スマートフォンからご覧のかたは、プロフィールよりフォローしていただきますと、暮らしの便利な情報をいつでもご覧いただけます。

プロ主婦®・元家政婦

主婦歴20数年の元家政婦ライター。主婦力を活かして稼ぐ「プロ主婦」です(プロ主婦は登録商標です)。掃除や料理はもちろん、ママ友付き合いやPTAネタ(PTA会長経験あり)、100均おすすめグッズなど主婦目線のお役立ち情報をお届けします。家庭料理スペシャリスト、2級家事クリエイター(料理科目・掃除科目)資格を保有。実家は清掃会社を経営していました。1976年生まれで、2005年生まれの息子と2015年生まれの娘、3歳年上の夫と都内に暮らしています。100均マニア、ドン・キホーテの掃除グッズマニアとしてヒルナンデス!、熱狂マニアさん、DayDay.等のテレビ番組やラジオなどへも出演しています。

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