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主婦の罪悪感…仕事をしてもしなくてもなくならない!この正体を「プロ主婦」が考えてみた

マミプロ主婦®・元家政婦

最近では、専業主婦は絶滅危惧種とも言われていて、ほとんどの主婦が何かしらの仕事をしているのが普通になりつつあります。2023年7月の日本経済新聞によると、国内の専業主婦の割合が初めて3割を下回り、共働き世代の半分以下となったそうです。専業主婦は、外で働いていないことに罪悪感を覚える場合があります。しかし、働く主婦も、外に出る時間が多くなると、なぜか罪悪感を感じることも。その罪悪感は一体何なのか?どこからくるのか?プロ主婦を名乗る筆者が考えてみました。

専業主婦の罪悪感は「お金を稼いでいないこと」

専業主婦は、自分自身にお金を使うことに罪悪感を感じがち。それは、自分で稼いでいないのだから、自分の自由にお金を使ってはいけないと思ってしまうから。これが、子どものものなら気にせず買えてしまうから不思議なのですが。そして、「稼いでいないから夫に強くものを言えない、家事も手伝ってもらいにくい」そんなことを思う人も多いのでは?だから、たとえば今なんらかの事情があって働いていない人なら、「外に仕事に出られるようになれば、きっとこの罪悪感はなくなるはず」なんて考えますよね。

働くとまた別の罪悪感が出てくる

ここからは、少し私自身の経験をお話します。私は今年で主婦歴24年。たまにバイトやパート、そして家政婦などをしていたこともありますが、そのほとんどを専業主婦として過ごしました。そして、4年前から主婦ライターとして活動しはじめ、2年前に起業。今は個人事業主として仕事をしています。それまではほぼ家にいて、自分がお金を生み出していないことに、少なからず罪悪感がありました。そして、仕事をし始めればなくなると思っていたのに、また別の罪悪感が出てきたのです。

仕事が溜まってうまく家事が回せなかったり、外へ取材へ行くなどの仕事で家を空けることが続いたりすると、なぜかまた罪悪感がチクチクと心に湧いてきます。それは、本来やるべき主婦の仕事がちゃんとできていないと感じてしまうから。今までは、仕事をしはじめたら罪悪感はなくなると思っていたのに、全然なくならない。自分はお金を稼いでいるのに、なぜかまた自分が悪いと思ってしまう。これは何なのでしょう。

家事育児は主婦に責任があると主婦自体が思ってしまっている!

罪悪感を感じるときは、子どもを夫に任せて出かけたり、家事ができなかったりしたとき。「本来自分の仕事なのに、私は放棄して外に出てきてしまった…」と感じているのですよね。そしてその罪悪感は、稼いでいても稼いでいなくても関係がなかったことに気づきました。「家事育児の全責任は主婦にある」と、自分自身が思ってしまっているのです。

罪悪感は感じなくていい!

本来、育児は夫婦ふたりで行うべきだし、家事は家族それぞれが自分でできることをやればいい。それなのに、主婦自身がそれをよしとしていなかったのです。夫に育児や家事をたのむ際、つい「ごめんね」と言ってしまっていませんか?それは罪悪感のあらわれ。話してみれば、夫側は別になんとも思っていない場合もありますよね。悪いと思わず、普通に家事も育児もシェアすればいい。「罪悪感が、かえっていろんなことを複雑にしていないだろうか?」主婦の罪悪感を掘り下げてみて、そんなことを感じました。主婦だけが、家庭の責任をすべて負う必要はないですよね。そして、主婦が稼いでいてもいなくても、家庭の運営は家族みんなで考えることではないでしょうか。

※プロ主婦は登録商標です。主婦業が完璧な主婦というわけではなく、主婦であること自体を活かして仕事をする、主婦力で稼ぐ主婦だからプロ主婦という定義です。詳しくは、私のサイトの記事「プロ主婦とは何なのか?これがプロ主婦です!」をご覧ください。スマホからご覧のかたは、プロフィールからフォローしていただくと、最新記事の見逃しがなくおすすめです。

プロ主婦®・元家政婦

主婦歴20数年の元家政婦ライター。主婦力を活かして稼ぐ「プロ主婦」です(プロ主婦は登録商標です)。掃除や料理はもちろん、ママ友付き合いやPTAネタ(PTA会長経験あり)、100均おすすめグッズなど主婦目線のお役立ち情報をお届けします。家庭料理スペシャリスト、2級家事クリエイター(料理科目・掃除科目)資格を保有。実家は清掃会社を経営していました。1976年生まれで、2005年生まれの息子と2015年生まれの娘、3歳年上の夫と都内に暮らしています。100均マニア、ドン・キホーテの掃除グッズマニアとしてヒルナンデス!、熱狂マニアさん、DayDay.等のテレビ番組やラジオなどへも出演しています。

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