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【多治見市】ガレリア織部で開催中「早蕨窯 料理の着物展」で自分だけのお気に入りの器を見つけよう。

masancos地域ニュースサイト号外NETライター(多治見市・土岐市)

いつも見る人の心を惹きつける個展を開催されているカフェ&ギャラリー「ガレリア織部」

「ガレリア織部」は多治見市の中心部にある陶芸の未来を見据えたコンセプトショップ。店舗入ってすぐの吹き抜けの回廊が心地よい1Fのスペースで、2023年7月15日~8月17日まで「早蕨窯 料理の着物展」が開催されています。

今回の個展は多治見市にある美濃焼の陶芸窯元「早蕨窯(さわらびがま)」。美濃焼の中でも主に織部や鼡志野の食器全般を中心に『食卓を豊かにする日常使いの器』作りを念頭に置いて製作されています。

個展名にもある「器は料理の着物」という言葉は芸術家でもあり、美食家でもある北大路魯山人が残した有名な言葉。料理の味を2倍にも3倍にも美味しくさせる器を着物と表現、素敵な言葉ですね。

ギャラリーに入るとずらりと並ぶ「早蕨窯」の作品の数々。「早蕨窯」では3名の作家で作陶されており、器や湯飲み、お皿などそれぞれの作品が展示されています。

織部焼の特徴でもある深い緑の釉薬を施した器が数多く並んでいます。お皿や器、湯飲みなど普段使いしやすいような厚みや形に工夫してあるので食卓にも取り入れやすく、「これでお茶を飲みたいな」「焼き魚のせたら素敵かも…」と想像が膨らみます。

作陶家:佐藤和次。伝統的な桃山の焼物を経験し、昭和52年早蕨窯を開陶する。岐阜県美術展、中日国際陶芸展、日本信工芸展、朝日陶芸展など各展にも入選。

佐藤和次さんの作品はカニの絵が大胆にあしらわれた器が印象的。

織部焼の特徴の深い緑と赤と白の椿が印象的な大皿。何の料理を乗せようかと想像するだけでワクワクが止まりませんね。

持ち手が個性的な鍋。鍋の深さや形、細部にわたりこだわりを感じる器です。

作陶家:佐藤正士。美濃桃山陶の伝統技法をベースに日常的に使えて食卓を明るくする器を制作されています。

やさしい色味の器にポップな感じの幾何学模様。ホッと一息つく時に使いたくなるどこか落ち着く印象の可愛らしいコーヒーカップやお皿。

作陶家:佐藤大士。猫模様の器を中心に楽しい雰囲気の器を目指して制作。一品物も数多く作られています。

どこかとぼけたような猫の表情が一つ一つ違っていて、見ていて飽きません。猫好き、動物好きにはたまらない器ですね。

鍋の持ち手までが猫! 鮮やかでユーモアあふれるデザインの器が食卓を明るくしますね。

伝統的な織部陶に遊びゴコロが加えられている早蕨窯の器の数々。個展では気に入ったものはその場で購入も可能。お気に入りの器にきっと出逢える「早蕨窯 料理の着物展」にぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

早蕨窯 料理の着物展

開催期間:2023年7月15日~8月17日

場所:岐阜県多治見市白山町2丁目222 ガレリア織部1F

営業時間:10:00〜17:30

地域ニュースサイト号外NETライター(多治見市・土岐市)

地域ニュースサイト号外NETで多治見市・土岐市のエリアのライターをしています。地元大好き!新しいモノやコトを常に追い求めています。食べる、遊ぶ、調べることも大好きです。多治見市・土岐市の様々な情報や話題を発信できたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!!

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