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生徒の一言でユーチューバーになった学童保育の先生の話

まつだ55/matsuda55

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こんにちは。

アーティクル最初の投稿なので、自己紹介がてら「生徒の一言でユーチューバーになった学童保育の先生の話」を書きます。

学童保育とは、放課後の小学生をあずかる施設です。自治体によって呼び方は様々で、“放課後児童クラブ”や“育成クラブ”等と呼ばれています。(以下、学童と書きます)

お気づきと思いますが、この話は僕の事です。学生時代のアルバイトで学童の魅力にとりつかれた僕は、そのまま学童に就職しました。子ども達や保護者の方々と過ごす時間はとても楽しく、転職などは全く考えられませんでした。

学童支援員時代の僕が書かれた絵です。木になった果物を食べようとする姿が抽象的なタッチで描かれています。
学童支援員時代の僕が書かれた絵です。木になった果物を食べようとする姿が抽象的なタッチで描かれています。

さて学童にも帰りの会のような時間があり、諸連絡や下校の班分けが終わり、時間が余った場合は各々の先生が何か出し物をして下校時間を待ちました。出し物は紙芝居や手遊び・クイズ等…。何を隠そう僕はそれらが超苦手でして、手品をしたり怖い話で場をしのいでました。

子ども達を優しく見守る僕は、まさにカンガルー。その本質を見抜いた子の落書き。
子ども達を優しく見守る僕は、まさにカンガルー。その本質を見抜いた子の落書き。

子ども達の流行へのアンテナは凄まじいです。世間で話題になる少し前には学校内で流行しています。YouTubeの時もそうでした。おやつの時間になると、みんな一斉に商品紹介の真似をします。そして、食べ終わるとToday'ヒカキンPointを付けます。一生懸命に選んだおやつのPointが低いと複雑でした。

さて、流行っているからにはチェックします。なるほど面白い。特に子ども達は大好きそうです。この動画、僕が真似して作ったものを帰りの会で子ども達に見せたらウケるんじゃなかろうか。

早速いろいろ検索しました。しかし、当時はスマホで無料で使える動画編集アプリがありませんでした。その時おススメアプリとして一番上に出てきたものがコマ撮りのアプリでした。

パラパラ漫画のような動画、ニャッキやロボットパルタ。コマ撮りに関する知識は全くありませんでしたが、面白そうなのでインストールしました。そして、当時の学童で流行っていたLEGOをモチーフにコマ撮りをしました。人生初のコマ撮りです。手持ちではスマホがぶれるので、洗濯ばさみで固定しました。ふとした瞬間にLEGOが倒れるので両面テープで立たせました。

気が付くと明け方。僕の人生初コマ撮りが完成しました。9秒の動画でした。

早く子ども達に見せたくてウズウズ。僕が帰りの会担当の日を待って、Ipadで子ども達に披露しました。

思ってた以上の反響。色んな子が感想を言ってくれている中、6年生の男の子がボソっとつぶやきました。「それ、YouTubeにあげたらユーチューバーになれるんじゃない?」

その一言がきっかけで僕はユーチューバーになりました。はじめは休みがちな子どもや卒所生にも見てもらえるようにYouTubeに動画をアップしていましたが、とんとん拍子に事が運び、今ではこうして記事を書かせていただけるほどになりました。

ユーチューバーになった僕。もともとの出不精に拍車がかかり髪が伸び放題でした。のびっきたテンパの髪の描写が素晴らしい。
ユーチューバーになった僕。もともとの出不精に拍車がかかり髪が伸び放題でした。のびっきたテンパの髪の描写が素晴らしい。

何がきっかけで人生の分岐点が訪れるのかは誰にもわかりません。学童保育時代から4年たった今、僕はまだ動画制作を続けられています。僕のコマ撮りは孤独な仕事です。撮影部屋にこもって一人で黙々とシャッターを押し続けます。

たまに、本当にたまーに辛くなったときは、子ども達の笑顔を思い出します。画面の向こう側にいる方々もそんな笑顔にしたい。そして僕はまたシャッターを押し続けます。

コマ撮りしているときの僕はこんな顔をしていると思います。※イラストではデフォルメされていますが、髪の毛はいっぱいあります。
コマ撮りしているときの僕はこんな顔をしていると思います。※イラストではデフォルメされていますが、髪の毛はいっぱいあります。

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