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朝食の大切さをお伝えします!たんぱく質がしっかり摂れ、包丁、コンロ不要の即席味噌汁は忙しい朝の救世主

松村和夏料理研究家・管理栄養士

忙しい朝でも朝食は必須!

寒い季節でもないのに体が冷える原因の一つに「体のエネルギー不足」があります。

食事をすると内臓が活発に活動して、消化吸収され、その一部は体熱となってエネルギー消費されます。食事の後ポカポカ暖かくなった経験、ありますよね。

逆に食事を抜くと低血糖、低体温に繋がり、体は冷えを感じます。冷えは免疫力の低下や様々な病気、不調を引き起こします。

また、エネルギー消費を節約するために脳の活動も低下するのでだるさや眠気にも繋がります。

特に朝食はとても大事!胃腸や肝臓などの内臓にある体内時計を覚醒させるので体は動くモードに切り替わります。脳も働くスイッチが入るので座りっぱなしのデスクワークの方も朝食は欠かせません。よって、朝食を抜くと頭が働かず、集中力もなくなります。

車通勤の場合、朝食を抜いている人は朝食をとっている群に比べて通勤途中の事故発生率が高いというデータがあります。また、子供の場合は学業成績にも影響があるそうです。

それを聞くとやはり食べないと!と思いますよね。

理想の食事はご飯やパンなどの炭水化物、肉や魚、卵、豆腐などのたんぱく質、そして野菜類のおかずが揃ったメニューですが、朝食抜きが習慣になっている人は朝の胃腸の活動が弱まっている可能性があります。

そして忙しい朝、食事を作る時間や食べる時間を捻出することは難しいのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが温かいスープです。

スープで水分を補給しつつ、内臓の温度を上げることで代謝がアップします。

朝抜きをしている方にも負担なく作っていただけるスープをご紹介しますね。

なんと包丁も火も使わない究極のレシピ!

めちゃくちゃ簡単、かつ、あっという間に完成するのできっと役立てていただけると思います♪

2歳の我が子が作れてしまうくらいです!

レシピは動画をご覧いただくと分かりやすいと思いますがここで簡単に説明します。

どんぶりなど(電子レンジ対応の器)に味噌大さじ1/2、砂糖小さじ1/2を入れて軽く混ぜ、そこに卵1個を割り入れてよく混ぜる。水150ml、フォークで数カ所刺したミニトマトを入れ、豆腐を手で崩しながら加える。ふんわりとラップをかけて電子レンジで2分30秒加熱する。軽く混ぜて再度1分ほど加熱する。ミニトマトを軽く潰して混ぜる。※卵が煮えていなければレンジで追加加熱する。

いかがですか?これなら出来る!と思っていただけたら是非作ってみてくださいね。

料理研究家・管理栄養士

OL、海外生活を経たのち、料理・栄養の道へ。女子栄養大学の「臨床医学研究室」にて、生活習慣病の研究に携わる。卒業後は、管理栄養士免許、調理師免許、食生活アドバイザー、ソムリエ等、飲食に関する資格を取得。2011年より「広尾料理倶楽部」を主宰。料理教室をはじめ飲食店のメニューアドバイス、アスリートへの栄養相談など幅広く活躍中。簡単に入手できる食材を利用し、家庭でも簡単に華やかな演出ができるレシピ考案を得意とする。「広尾料理倶楽部」は生徒のリピート率90%以上。モデルやタレントなど芸能人や、プロスポーツ選手の奥様なども多く通い、予約が取れない超人気料理教室として知られる。

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