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平日の空港に1泊だけで、旅行欲がずいぶん満たされる

松澤茂信

観光会社「別視点」代表

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都内に自宅を持ちながら、あえて都内で外泊する。
泊まるのはドミトリーでもいいし、カプセルホテルでもいい。
サウナのあるスーパー銭湯でもいいし、ホステルでもいい。
個室にこだわらなければ、2,000円代で1泊できる場所は都内にもたくさんある。
そんな外泊を「マイクロ旅行」と呼んで、しばしば実行している。
夕方に退勤して、翌日も仕事。
そんな普通の平日でも、さくっと旅行感覚を味わえるのがマイクロ旅行のいいところだ。

なかでも最高に旅行感覚を味わえる宿が「ファーストキャビン 羽田空港」だ。
なにせ羽田空港のターミナル内にある。
飛行機も乗らないのに、退勤後にわざわざ羽田空港へ向かうのが非日常的でワクワクしてくる。

飛行機のファーストクラスをイメージした半個室。
充分すぎるほど大きく、ふかふかなベッドが快適だ。
チェックインをすませ、荷物も預けて、手ぶらで出発ロビーに足を運んでみる。
23時もまわっていると、国内線出発ロビーには人がぜんぜんいない。
自動で床を掃除する機械が、大きなロビーを徘徊している。

バスに、鉄道に、タクシーに、そそくさと帰路に着く人たちを横目に、手ぶらで空港を散歩してると映画「ターミナル」のトムハンクスにでもなった気分だ。
ひと気もまばらな空港のベンチに腰かけて、しばらく本を読む。
これからどこに行くでもない、純粋な暇つぶし。
これほど空港で純粋な時間を過ごしたことはない。
大浴場にはいって、すぐに深い眠りについた。

翌朝、屋上ラウンジへ。
まだ朝早い時間にもかかわらず、けっこう多くの人がいて、飛行機が飛び立つ姿を眺めている。
どこか遠くへ飛んでいく飛行機をよそ目に、出社のための電車に乗りこみ、また1日がはじまった。

【ファーストキャビン 羽田ターミナル1】
<住所>〒144-0041 東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港ターミナル内
<アクセス>羽田空港第一ビル駅からすぐ

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