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制作期間20年、かかった費用700万!なぜ佐藤さんは庭に富士山を作ったのか

松澤茂信

観光会社「別視点」代表

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自宅の庭に富士山を作ってしまった男がいる。
福島県田村市の佐藤さんだ。

なぜ作ったのか?
富士山が大好き。
理由はそれだけだし、それだけで充分だった。

かけた時間は20年あまり。
かけた費用は約700万円。
富士山の美しさを再現するため、6度の改良を重ねた。
前の富士山を包みこむように、自力で改良を続け、その標高は11.2mにもおよぶ。
佐藤富士の内部には、5つの富士山が包まれている。

チェーンを握って、登山をさせてもらった。
時間にしてわずか1分あまりで登頂できるが、登ってみると角度は急だし、高さもあって、足がすくむ。
そんな環境で佐藤さんは日夜作業を続けている。

佐藤さんと富士山の出会いは、子供の頃にさかのぼる。
自宅の風呂の壁呂に、富士山の絵が描かれていた。
子供ながらに「こんなにきれいな山があるのか」と感心し、いつか本物が見たかった。

はじめて本物の富士山を見たのは45歳。
静岡・沼津へ向かう、トラックの車中から眺めた富士山は
あまりにきれいで、忘れがたい光景となった。

「富士山の美しさは、富士単体でなりたっているわけではない」
そんな信念のもと、山中湖をモデルにした人工湖も作った。
映し出された逆さ富士が絵になる。
ゆくゆくは富士五湖や樹海も作りたい、と壮大な構想を語ってくれた。

佐藤富士のふもとには、薪を炊く穴がある。
穴は頂上まで繋がっていて、火を炊くと、煙が出る仕掛け。
ライトアップすると、真っ赤な煙が噴きだして、噴火をしているようだ。

車のナンバーも標高にあわせた37-76だし、息子の名前も富士男だとか。
佐藤さんの富士山愛は、佐藤富士の製作だけにとどまらない。

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