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「LYURO東京清澄」で隅田川をただ眺め、なにもしないをする

松澤茂信

観光会社「別視点」代表

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ぼーっとするのが好きだ。

イスに座っていてもいい。
横になっていてもいい。

なにもせず、なにも考えず。
目の前の風景を、見るでもなく見ないでもなく、ただなんとなく目をむける。
1週間のうちに、そんな無為な時間が、可能ならば1時間か2時間は欲しい。

だけど、意外に、なにもしないでぼーっとするのは簡単じゃない。
暇があればスマホをいじってしまうし、横になれば眠ってしまう。
なにもしない時間は、人生を浪費しているようで、焦りも生まれる。
「いまは、なにもしないのだ」
矛盾しているようだが、強い決意を抱かなければ、なにもしないはなかなかできない。

決意を抱くのもおっくうな時、サウナに行く。
サウナならスマホをいじれないし、寝ることもできない。
熱くて、余計な考えごとも不可能だ。
ただひたすら、なにもしないができる。

そんな「なにもしない」をしたいときの有力な選択肢に
急浮上したのが、東京は清澄白川にある「LYURO東京清澄」。
カプセルベッドなら1泊3,000円代で気軽に泊まれるホステル。

このホステルの特徴は、隅田川をのぞむ都内最大級の川床だ。
チェックインをすませて、荷物をロッカーに入れ、身一つで川床のベンチに腰かける。
あとは、ひたすら、川を眺めるだけ。
極上のなにもしない時間を味わえる。

私の家は、ここから歩ける距離にある。
あえての外泊。
それだけで特別なことをしている状態になれるので
ただ川を眺めていても、無駄な時間だとおもわないし、妙な焦りも生まれない。
おもうぞんぶん、なにもしない。
こころゆくまでなにもしないをしたら、すぐにベッドに直行だ。

翌朝、併設されてるレストランで、はじめてエッグベネディクトを食べた。
濃厚なポーチドエッグの味わい、ベーコンのうまみが
なにもしなかった一夜の余韻を、心地よく終わらせてくれた。

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