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泊まれる茶室!?茶室型カプセルホテル「HOTEL ZEN TOKYO」

松澤茂信

観光会社「別視点」代表

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カプセルホテルが好きだ。
大人1人がちょうどぴったりおさまるだけの大きさ。
睡眠だけに特化したストイックさ。
狭い穴ぐらに体をねじり入れる感覚は妙に落ち着く。

不要なスペース、すき間が生まれず、部屋と自分の体が一体化したようで気持ちいい。
テトリスが気持ちいいのも、同じ原理だろうか。
すき間を埋めて、すっぽりおさまるのは、なんだか気持ちいいのだ。
子供の頃、薄暗い押し入れに入って、しまってある布団と布団のあいだで
無為な時間を過ごしていたのも、この妙な落ち着きがあったからだろう。

ふりかえれば茶人が愛する茶室も、カプセルホテルとコンセプトが似ている。
かたや、茶をたしなむため、かたや、寝るため。
目的こそ異なれど、余計な機能をそいで完成した、シンプルでミニマルな空間という点で一致している。

どちらも日本が生み出したミニマリズムの極致。
双方の共通点を見出し、見事にかけ合わせたのが「HOTEL ZEN TOKYO」。東京の人形町にあるホテルだ。
ベッドは半個室。茶室のにじり口をイメージした入口は、すこし身をかがめなければ入室できない。
どんなに身分の高い人でも身をかがめ、茶室のなかの平等を示すにじり口。
ベッドで眠るその前に、いったん俗世の立場がリセットされた。

内装は床の間のような落ち着いた雰囲気。壁には水墨画が飾られている。
ベッドはふかふかだ。
茶室って茶をたてるだけじゃなく、眠るのにも最適だったのか。

【HOTEL ZEN TOKYO】
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-8
アクセス:人形町駅1分

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