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Fire TV Stick 4K MAXの第2世代機の違いは!?他機種との違いとレビュー!

マウスガジェットブロガー

あるこのページでは、Fire TV Stick 4K MAXの第2世代機のミニレビューと他機種との違いをまとめています。

4K環境じゃなくてもおすすめ

Fire TV StickシリーズはAmazon独自の情報端末。Amazonでは「ストリーミングメディアプレイヤー」という、実にこの機種の性格を的確に表す名前を付けています。

カスタマイズしてはありますが、非常にコンパクトな本体にAndroidをベースとしたFire OSを搭載した、キチンとした情報端末でもあるのです。

形状はちょっと前に人気を博した「スティックPC」によく似ていますが、実際中身の方はスティックPCそのものだったりもします。ただ採用しているOSがWindowsかFire OSかの違いだけですね。

さてそんなFire TV Stickシリーズのフラッグシップモデルと言えるのが今回取り上げる「Fire TV Stick 4K MAX」です。機種名にもあるとおり画面の解像度として4Kをサポートするだけではなく、シリーズ中最もパワフルで余裕のあるスペックを誇ります

スペックの余裕が使い勝手にもしっかり反映されていますので、同シリーズの下位機種よりも使用感はかなり良好です。価格は上になるものの上手にセールを使えば非常にリーズナブルな価格で購入できますし、使用感の良さには価格分以上の価値があると言えます。

この辺りがこの機種をおすすめする最大の理由ですね。

では以下でより具体的にFire TV Stick 4K MAXのおすすめポイントを確認していきましょう。

Fire TV Stick 4K MAXと他機種の比較

まずは価格やハードウェアスペックをチェックしてみましょう。

  • モデル:Fire TV Stick
  • 価格:4,980円
  • CPU:4コア1.7GHz
  • メモリ:1GB
  • ストレージ:8GB
  • 解像度:フルHD
  • Wi-Fi対応レベル:Wi-Fi 5

  • モデル:Fire TV Stick 4K
  • 価格:7,480円
  • CPU:4コア1.7GHz
  • メモリ:2GB
  • ストレージ:8GB
  • 解像度:4K
  • Wi-Fi対応レベル:Wi-Fi 6

  • モデル:Fire TV Stick 4K MAX
  • 価格:9,980円
  • CPU:4コア2GHz
  • メモリ:2GB
  • ストレージ:16GB
  • 解像度:4K
  • Wi-Fi対応レベル:Wi-Fi 6E

いずれも控えめと言えば控えめなスペックではあるのですが、上手に機種間のスペックの序列を作っています。当然のことながら最上位機種であるFire TV Stick 4K MAXが最もパワフルで充実した中身になっています。

スマートフォンなどと比べるとメモリもストレージも控えめになっていますが、あくまでも「ストリーミングでコンテンツの再生を行う」端末としての性格付けが成されているからですね。

Fire TV Stickの2倍あるメインメモリ、Fire TV Stick 4Kよりも15%以上強力なCPUパワーが使い勝手の良さに繋がっています。

Fire TV Stick 4K MAXミニレビュー

手元のFire TV Stick 4K MAXの第2世代機をセットアップして軽く試用してみました。

使用感などをまとめていきます。

外観

まずは製品の外観も確認しておきましょう。

パッケージはこんな感じのコンパクトなもの。

売り場で「吊して」おける外箱ですね。

同梱品もシンプル。

TVやディスプレイに接続しやすくするためのHDMI延長ケーブルがついているのが地味にありがたいポイントです。PCディスプレイの映像入力端子って下向きについているケースが多いですから。

本体はFire TV Stickより一回り大きく角が落ちた形状。

USBメモリと比べるとさすがに大きいですね。ただ、スティックPCのサイズはだいたいこのようなものです。

リモコンは従来のものよりも細長になっていますが従来品もコンパクトでしたので、使い勝手にはほとんど違いはありません。

付属のACアダプタは1A出力のもので、他の用途に流用できますがスマートフォンの急速充電は出来ません。

実際の使用感は?

最初に電源を入れて初期設定を行ったあと、OS本体とアプリのアップデートが実行されるのですが、この処理が既にFire TV Stickよりもずっと高速です。初期セットアップの待ち時間が少ないだけでも嬉しいですね。

アップデートを行ったあとの再起動もかなり早く終わります。Fire TV Stickは起動後にホーム画面が表示されたあともバックグラウンドでは、まだしばらくOSの起動処理が走っています。このため本来のレスポンスになるには少し時間がかかるのですが、Fire TV Stick 4K MAXはこの部分の速さも違います。

立ち上げた直後のリモコンのレスポンスが悪くてちょっとイラっとする時間帯がかなり短くなっていました。これは嬉しい。

さすがに設定機能など、一部ボタンのさらに複数のメニューを展開する必要があるポイントでは待ち時間が発生するものの、そこの「一息」の待ち時間も軽くなっていると思いました。

ただ、一度完全にOSが起動しきってしまうと、Fire TV Stickとのサクサク感の違いはほとんど感じません。その代わり画面解像度が4Kになった分の余分な処理による足かせも、ホーム画面を使っている限りは全く気になりませんでした。

アプリの起動や動画コンテンツの展開などの待ち時間は体感では少し早くなったかな?ぐらいでそこまで大きな差はなさそうです。「ストリーミング」の名前の通り、各種コンテンツは再生時にネットワーク経由で毎回取ってくることになる訳ですから、性能の差は出にくい部分ではありますが。

簡易ベンチマーク

ちょっとこのデバイスの使い方にはマッチしないのですが、ハードの絶対的な性能の比較のために「Octane」というベンチマークソフトを動かしてみました。このベンチマークテストは本来はWebブラウザの性能を見るためのものですが、同じブラウザで計測すればハード側の性能も反映されます。

と言うわけでFire TV Stick 4K MAXのSilkブラウザで計測してみた値がこちらの6,090です。

これに対しノーマルのFire TV Stickは3,645。6割以上の性能差が出ていてCPUパワーの差よりもずっと大きな違いが出ました。これはFire TV Stick 4K MAXには「メインメモリが2倍あること」も効いているのかもしれません。

ちなみに1世代前の8型タブレットのFire HD 8のスコアは4,959です。Fire HD 8のメインメモリも2GBありますので、このスコアのほうはおおむねCPU性能の差が反映されていそうです。

まとめ

元々Fire OSはAndroidをベースに調整を行ってOS本体をコンパクトにすることで、より低スペックなデバイスでも軽快な動作を目指した作りになっていると思います。

Fire TV StickシリーズはAmazonのFireデバイスの中でも特にOSまわりのシェイプアップを進めて、より小さなハードウェアでもそれなりに稼働できる工夫を重ねた端末です。

このため標準のFire TV Stickのメインメモリ1GBでもそれなりに動作はしてくれます。ですがFire TV Stick 4K MAXで2倍になったメインメモリの効果はかなり大きなものでした。様々なシーンで実効性能へのインパクトはかなりのものになっているようです。

特にOctaneベンチマークのテスト結果はなかなかにインパクトがあります。

4K解像度でコンテンツを楽しむ環境を持っていないユーザー、例えばHD解像度とかフルHD解像度のディスプレイでFire TV Stickを使いたいユーザーであっても、動作の軽快感がかなり上になるFire TV Stick 4K MAXを選ぶ意味がしっかりとあると言えます。

もちろん4K解像度のコンテンツをフルに楽しみたいならば、こちらを選ぶのはほぼ必然と言っていいでしょう。

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